E?:90 ページ45
『…な…何…？』
そしてイギーは私の前まで来てお座りする。
かなり怖かったが、私もおそるおそるしゃがんだ。
『…なぁに…？
ど…どうか、したの？』
イギーは動かず、ただ私を見つめていた。
『…(…ｯ！まさかこの子…気がついているの…)』
ジョ「Aｯ！離れろ！！危ないぞｯ！」
イギーの頭にそっと手を近づけた。
嫌がる様子はないため、撫でてあげる。
微笑んで、
『(内緒ね)』
私には興味を無くしたのかイギーはガムの箱へと戻っていった。
ア「信じられない…。あんなにおとなしくなるなんて…。
しかも頭を撫でさせたぞｯ！」
花「Aになついたんでしょうか」
『ふふ。ポルナレフ、かわいいワンちゃんよね』
ポ「チクショー…」
ーーーーーーーーーーーー
男２「Mr.ジョースター。それでは我々はこれで帰ります。これは旅に必要な水や食料です。医療品や着替えも入っています」
ジョ「旅立つ前に尋ねたい…。わしの娘のことだが……」
男１「……」
ジョ「ホリィの容態はどうだ？ハッキリ言ってくれたまえ…」
男２「……はい。言いづらいことですが、あまりいいとは言えません…。体力の消費が激しく命はいぜん危険です。
我々SPW財団の医師の診断では……
もってあと2週間…」
ジョ「……」
承「……」
ア「……」
花「時間がない…」
焦りの表情が生まれた。
不安よね、そうよね。ジョースターさんと承太郎は特に……。
私と同じ思いをさせたくない…。
頑張らなきゃ、
私が頑張らなくちゃ
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月25日 15時
