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ヘリの中の男2人がこちらを見た。
承・花・ポ・貴「……」
男１「Mr.ジョースター、ご無事で……」
ジョ「わざわざありがとう。感謝する」
承「どっちの男だ？スタンド使いは」
男１・男２「……」
承「どっちの男だと聞いているんだ。あんたか？」
男２「いえ、我々ではありません。後ろの座席にいます」
承「！？後ろの座席…いないようだが…」
見てみると、後ろの座席には毛布が１枚あるだけだった。
どこにもいないようだけど…？
男１「いや、います」
『？』
ポ「おいおい、いるって何処によｯ！とてつもなくチビな野郎か！？出てこいコラァ！」
ポルナレフは座席をバンバンと叩いた。
男１「あ、危ない！！」
ポ「なんだ？このベトベトは？」
男２「気をつけてくださいｯ！ヘリが揺れたんでゴキゲン斜めなんですｯ！」
ジョ「近づくなｯ！性格に問題があると言ったろーーーｯ」
ア「ポルナレフ、お前には勝てん」
ポ「お、おおおぉぉぉぉぉー！おわぁぁぁ！
こっ、こっ…こいつはーーーーｯ」
飛び出してきたのは…
花「犬！」
承「犬だと？まさかこの犬がｯ！」
『う、うそｯ！』
ジョ「そう、この犬がザ・フールのカードのスタンド使いだ。
名前はイギー。人間の髪の毛を大量にムシリ抜くのが大好きで、どこで生まれたのかは知らんがニューヨークの野良犬狩りにも決して捕まらなかったのをアヴドゥルが見つけてやっとの思いで捕まえたのだ」
イギーはポルナレフの頭に飛び付いており、彼の髪の毛をムシっている。
思わず自分の頭を手でおさえ、後退りした…。
私はやだ、私はやだ。
ジョ「あぁ、思い出した。髪の毛をムシるとき人間の顔の前で屁をするのが趣味の下品なヤツだった」
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月25日 15時
