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花「あの父親もスタンド使いなのですか?」
ジョ「あぁ、だがどんなスタンドなのかその正体は知らない」
花「あの父親の今の態度じゃあ協力は期待できそうにないですが……」
ジョ「わしひとりに任せてくれ。父親と話をしてみる」
ポルナレフは一人になりたいようで、草をかき分けてどこかへ行ってしまった。
私は逆に残った2人と共に海へ向かった。
『見て、ヒトデがいるわ。かわいい』
承「……」
花『?どうかした?』
『…もしかして、好きなの?ヒトデ』
承太郎は黙って優しくヒトデを触る。
『こんなに大きな体で、クールでかっこいい承太郎がヒトデが好きだなんて……。
ふふ、かわいいわ!』
承「A、男はかわいいと言われても嬉しくねーんだぜ」
『あら、ごめんなさい。でも本当だもの!』
3人で穏やかな時間を過ごしていると、ジョースターさんが戻ってきた。
花「アヴドゥルはどこに?」
ジョ「あぁ、ポルナレフを探しに行った。驚かせてやりたいそうじゃ」
しばらく4人で遅い彼らの帰りを待つことにした。
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『……やっぱり遅いわね、心配だわ。呼んできた方が…』
花「ぼくも行こうか?」
『いいえ、大丈夫。そんなに大きい島じゃあないし、きっと近くにいるわ』
3人と別れ、ポルナレフとアヴドゥルを探しに草むらを掻き分ける。すると、
『?』
足元にランプが落ちていたのだ。なんとなく拾ってみる。
『昔絵本で見た魔法のランプみたい…』
?「3つ!!」
『ッ!!?』
?「3つだッ!願い事を言え!!叶えてやろう!お前の望むものを3つ言えッ!!!」
『なに!?なんなの!?』
カ「おれの名はカメオ。ランプから出してくれた礼をしたい。願い事を3つ言えと言っているのだ」
『貴方、新手のスタンド使いねッ!』
カ「待て、願いを叶えてやろうと言っている。
そう、例えば……
死んだ人間を…生き返らせる
とか……」
『ッ!!?……
そんなことが……可能なの…?』
カ「可能だ」
『………』
体から尋常じゃないほどの汗が流れてくる。
『私の………
私のパパとママを…生き返らせて…!』
カ「いいだろう、叶えよう。
父と母で2つの願いだ…。
『…ッ!』
カメオは爆発するようにして消えた。
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ザグッ……
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作者名:胡蝶 | 作成日時:2020年7月25日 15時