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E:74 ページ29

花「あの父親もスタンド使いなのですか?」


ジョ「あぁ、だがどんなスタンドなのかその正体は知らない」


花「あの父親の今の態度じゃあ協力は期待できそうにないですが……」


ジョ「わしひとりに任せてくれ。父親と話をしてみる」




ポルナレフは一人になりたいようで、草をかき分けてどこかへ行ってしまった。

私は逆に残った2人と共に海へ向かった。





『見て、ヒトデがいるわ。かわいい』


承「……」


花『?どうかした?』


『…もしかして、好きなの?ヒトデ』




承太郎は黙って優しくヒトデを触る。




『こんなに大きな体で、クールでかっこいい承太郎がヒトデが好きだなんて……。
ふふ、かわいいわ!』


承「A、男はかわいいと言われても嬉しくねーんだぜ」


『あら、ごめんなさい。でも本当だもの!』




3人で穏やかな時間を過ごしていると、ジョースターさんが戻ってきた。




花「アヴドゥルはどこに?」


ジョ「あぁ、ポルナレフを探しに行った。驚かせてやりたいそうじゃ」




しばらく4人で遅い彼らの帰りを待つことにした。




ーーーーーーーーーーーー


『……やっぱり遅いわね、心配だわ。呼んできた方が…』


花「ぼくも行こうか?」


『いいえ、大丈夫。そんなに大きい島じゃあないし、きっと近くにいるわ』




3人と別れ、ポルナレフとアヴドゥルを探しに草むらを掻き分ける。すると、




『?』



足元にランプが落ちていたのだ。なんとなく拾ってみる。



『昔絵本で見た魔法のランプみたい…』



?「3つ!!」


『ッ!!?』


?「3つだッ!願い事を言え!!叶えてやろう!お前の望むものを3つ言えッ!!!」


『なに!?なんなの!?』


カ「おれの名はカメオ。ランプから出してくれた礼をしたい。願い事を3つ言えと言っているのだ」


『貴方、新手のスタンド使いねッ!』


カ「待て、願いを叶えてやろうと言っている。
そう、例えば……




死んだ人間を…生き返らせる



とか……」





『ッ!!?……
そんなことが……可能なの…?』


カ「可能だ」



『………』






体から尋常じゃないほどの汗が流れてくる。








『私の………









私のパパとママを…生き返らせて…!』




カ「いいだろう、叶えよう。
父と母で2つの願いだ…。
Hail 2 U(君に幸あれ)!」




『…ッ!』



カメオは爆発するようにして消えた。








































ザグッ……

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作者名:胡蝶 | 作成日時:2020年7月25日 15時

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