月光の白 <Road To Success> (ページ12)

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ポ「な……なんてこったｯ！ここは砂漠のド真ん中だっつーのにｯ！」

軽い衝撃を感じて目を開けると承太郎が私を抱えてラクダから飛び降りた。

ポ「あの太陽がスタンドだとォーーｯ！！このまま１日中……いや…１晩中だったな…。俺たちを蒸し照らしてゆでダコ殺しにする作戦か……あのスタンドはｯ！」

ジョ「いや……そんなに時間はいらない。サウナ風呂でも30分以上入るのは危険とされている」

『…どうやって、戦うの……』

ポ「クソったれの気温が70度に上がったぞ！
それにあの太陽のスタンド、遠いのか近いのかも分からねーぜ。距離感が全くねー……」

承「てっとり早いのは！…本体をブチのめすことだな」

ジョ「うむ……本体か…。どこか近くにいるはずだ…。探すのだ…、敵は何らかの方法で我々に気づかれないように潜んで尾行していたのだ」

『この太陽のパワー的に、遠隔操作はありえない……。絶対に近くにいるはず……』

承「！…やばいぜ……暑さでラクダが倒れはじめた…」

花「じっとしていてもしょうがないｯ！ぼくのハイエロファントで探りを入れてみるｯ！」

ジョ「花京院ｯ！」

花「敵スタンドの位置を見るだけです。どの程度の距離にいるのかわかれば……本体が何処にいるかわかるかもしれないｯ！

20m！40m！60m！80m！100…！！」

承「……！！何かやばい！花京院、ハイエロファントを戻せ！」

『何かしかけてくるわｯ…！』

花「その前にエメラルド……

うげｯ！！うおぉ…ｯ！！」

『花京院！』

太陽から無数のレーザーのような光線が発射されたのだ。
その光線はラクダ達にも当たっていく。

ジョ「ラクダが…！」

ポルナレフが光線をチャリオッツではじきつづけるお陰で私達にその攻撃は未だ届いていない。

承「オラァ！！

スタープラチナが地面に穴を開けるから中に逃げ込めｯ！！」

彼の機転に従って私達は穴へと飛び込んだ。