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少しだけ向こうで、アヴドゥルが横たわっているのが見えた。
『……アヴ…ドゥル……
ねぇ………アヴドゥルってば…』
彼は一言も喋らなかった。死んでしまったのかもしれない。
諦めきれず、彼の所まで這って進んだ。
背中が痛い。まだ血は完全には止まっておらず私の這った後の地面が血で汚れていく。
冷たくなった彼の手に触れ、
『！まだ…生きてる……？』
脈を感じた。小さかったけど間違いない。アヴドゥルはまだ生きていた。
『ムーンライト…ホワイト』
スタンドでアヴドゥルの傷の時を戻していく。ただでさえ酷い傷を負っているのに体力が削られてまた意識がとびそうだ。
『(ダメよ、まだ眠ってはダメ。絶対に彼を助けるのよ)』
今の私がなおせるのはナイフで刺された程度の傷。それに対してアヴドゥルの傷は背中に負ったナイフの一突きと額の弾丸でできた穴。
起き上がることができないため、確認できないがとりあえずその近くに触れた。
……なおせるだろうか。これらの傷は、私がなおせる範囲じゃないかもしれない。
でも関係ない。
意識がとんだって、スタンドでなおし続けるのよ……大丈夫…。
だって、晴れてるもの。
お天道様もきっと、力をかしてくれる…
彼より先にこの世を去る訳にはいかない。余計な体力をつかわないように、いっさい動かず目を伏せる。
限界が来たって、それさえも無視して
ゆっくり、だが確実に巻き戻し続けた。
ラッキージョジョキャラ
ブチャラティ
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胡蝶(プロフ) - Kirariさん» 本当ですか！？嬉しいです、ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年11月26日 23時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
Kirari - え、、、すごい！文才が、、、！これからもがんばってください！ (2020年11月26日 23時) (レス) id: 659499b88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月5日 0時
