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花「なに睨んでるんだよ。ずいぶんガンたれてくれるじゃあないか、承太郎くん。
まさかあんたァ…こんな盗人をちょいと痛めつけたってだけでこの僕と仲間割れしようって言うんじゃあないでしょうねぇー
ねぇ？Aちゃん…」
私達の冷たい視線は彼から離れない。
花「…フフフ。ジョジョ、そう大げさに考えないでくれよ。
旅に疲れ始めてイラついていたんだ…。
機嫌が悪いって日さ…確かにちょっとばかりやりすぎてしまったな」
承「機嫌が悪い？…良さそうに見えたがな」
『…さ、行きましょ。列車のチケットよね』
承太郎の手をとって、クルッと背を向けた。
承「明日出発だ。シンガポール駅へチケットを予約に行くぜ」
承太郎と目が合った。お互い何が言いたいのかはもうわかっている。小さく頷いて前を見直した。
すると突然、アンが私の腕にしがみついた。
『おっと、どうしたの？なんだかすごい息切れしてるけれど』
承「……」
アン「な…なんでもないわ」
ダラダラと汗を流すアンの様子に、ただでさえ高かった警戒心がもっと高まった。
『…承太郎、あのケーブルカーで丘の上まで行きましょう』
承「そうだな」
……………
花「よぉ承太郎、そのチェリー食うのかい？食わないならくれよ。腹が減ってショーがねーぜ！」
ケーブルカー乗り場まで着いた私達は手すりから下を見下ろした。結構な高さがあり、下では車が行き交っている。上から見るとわりと怖くてぞわっとした。
花「おおっとー危ないｯ！承太郎くん！」
承「ｯ！！」
『きゃああｯ！承太郎ｯ！』
アン「ジョジョ！？」
花京院が下を見下ろしていた承太郎を押したのだ。承太郎の体は完全に手すりの向こう。
持っていた物を投げ捨て、アンと2人がかりで承太郎にしがみつく。
花「冗談！冗談ですよぉ〜承太郎くん！
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ……あっ…」
二人で力を合わせ、なんとか承太郎を引き上げた。
アン「(か、花京院さん、人が違ったみたい)」
『あんたいい加減にｯ…！』
花「また！なにバカ面してオレを睨んでるんだよぉ！冗談って言っとるでしょうが！ハハハハハｯ！」
花京院は地面に落としたチェリーを再び口に入れた。
承「…乗れや花京院。ケーブルカーが来たぜ。乗れと言っているんだ、このおれのチケットでな。何かにとりつかれているてめーはこの拳でブッ飛んで乗りなということだ」
ラッキージョジョキャラ
ブチャラティ
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胡蝶(プロフ) - Kirariさん» 本当ですか！？嬉しいです、ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年11月26日 23時) (
レス) id: b883eb7265 (このIDを非表示/違反報告)
Kirari - え、、、すごい！文才が、、、！これからもがんばってください！ (2020年11月26日 23時) (レス) id: 659499b88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶 | 作成日時：2020年7月5日 0時
