48話 ページ49
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鬼道「皆コツを掴んだみたいだな」
円堂「さぁ! 攻めていけ!」
雷門「「はい!!」」
円堂の掛け声に、皆は声を揃えて答えた。
そして試合が再開され、早くも神童へボールが渡る。
神童「くｯ…剣城!!」
神童は剣城にパスを出せば、スパイクの縁を使いながらボールを受け取り、そのまま上がっていく。
すると白咲がベンチに座る監督を見て頷くと、DFに居る真狩に声が掛けた。
白咲「やれ! 真狩!!」
A「(真狩くんに指示…? …っ、まさか!!)」
AはDFに指示を出す白咲の言葉を聞き、これから何が起こるのか段々察し始めた。
真狩「必殺タクティクス、"絶対障壁"!!」
真狩の前に5人の選手が集まると、一つの大きな氷の壁が現れた。
吹雪が言っていた、必殺タクティクスだ。
剣城「突破してやる…ｯ!!」
剣城はそのままタクティクスを突破しようと突っ込むが、絶対障壁は硬くびくともせず、剣城はそのまま弾かれてしまった｡
A「剣城くん大丈夫!?」
剣城「ｯ､ 嗚呼、大丈夫だ」
地面に膝を付きながら頷く剣城を見て、Aはホッと安心した表情を浮かべる｡
天馬「剣城が止められた…っ」
真狩「見たか…俺たち白恋の必殺タクティクス、"絶対障壁"」
白咲「このタクティクスを破ることなど出来ない!!」
真狩と白咲の発言に、Aは歯を噛み締めた。
A「これが絶対障壁の威力……私が居ない間、こんなタクティクスを作っていたとはね」
神童「天馬、剣城。"ダブルウィング"で攻めるぞ。いいな?」
天馬「はい!」
神童の言葉に、天馬とA、剣城が頷く。
そして浜野がスローインで神童にパスを出すと、神童は天城へとバックパスを出した。
そしてそのまま上がって必殺タクティクスを発動させる体制になる。
天城「浜野!!」
浜野「はいよ!」
天城から浜野へボールが渡ると、真狩がすぐに「絶対障壁」を発動させてきた。
そして浜野がバックパスを出して天馬にボールを渡すと、剣城と共に高速のパスを繰り返す。
そして天馬の前には狩屋、A。
剣城の前には神童、速水が走り込むと黄色いオーラのようなものが神童たちを包み込み必殺タクティクスを発動させた。
神童「必殺タクティクス!!」
剣城・天馬「「"ダブルウィング"!!」」
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作者名：りはる | 作成日時：2020年4月1日 2時
