モンテ・クリスト伯

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in病院




暖ちゃんの姿をみて帰ろうと思った私は、暖ちゃんの入院している病院にきた。




やっぱり迷惑かなぁ。





今さら私のことなんて覚えてないよね。




ちょっとだけ。ちょっとだけ姿をみたらイタリアに帰ろう。




そう思って院内を歩いていたら…



？「A？」




どうして見つかるかなあ




ちょっと顔みたら帰ろうと思ったのに、あなたの声をきいたら帰りたくなくなっちゃう




『暖ちゃん………』




暖「久しぶり……少し話さないか？」




『うん………』









暖「日本にはいつ帰ってきたんだ？」




『あー…つい最近だね。暖ちゃんのことニュースにでてて、心配で………ごめんね、迷惑だよね。』



暖「迷惑だなんてそんなことないよ」



沈黙が続き、気まずくなったので、あの話題に触れてみた。



『暖ちゃん。すみれと結婚するんだってね？おめでと』




暖「あっああ……ありがとう…」





『幸せになってよね！じゃないと私許さないんだから』




自分から出した話なのに、涙がでそう。





最悪だよ。





暖「ごめん……約束守れなくて」




『いいの！気にしないで！日本に帰ってくるとき覚悟してたから。だから大丈夫だよ…心配しないで…私いつか暖ちゃんよりもっと…もっともっといい人見つけて、結婚してやるんだから！』





暖「A……ありがとう。もしよかったら結婚式来てくれねぇか？きっとすみれも喜ぶよ」




『もちろん！行くに決まってるじゃない。暖ちゃんの最っ高にかっこいいとこみせてよね』




暖「当たり前じゃねぇか！」









よかった。仲直りできて。





暖ちゃんが幸せならそれでいい。









でもこの時誰が思おうか。









結婚式が最悪なことになるなんて……

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