初見公演 ページ7
目線:A
琥珀「はい姉さん、お待ちどう！」
客1「ありがとう琥珀くん♡」
客2「もう、遅いよ〜！」
琥珀「ごめんね〜、俺の笑顔で許して！」
客3「キャー可愛い♡」
すっごい人気だなぁ…天才かな？
琥珀「姉さん、隣良い？」
『え？あ、良いですよ。どうぞ。』
琥珀「あんがと。」
琥珀さんは私の席の向かいに座った。
琥珀「なぁ、今日の公演って誰？」
『今日はＢの公演ですよ。』
琥珀「え？！じゃあ藍出るん！？
やった〜！楽しみ〜！」
『良かったですね。』
目が輝いてる。嬉しいんだ。
『大好きですね、藍さんのこと。』
琥珀「まぁ、初めての友達やしね。藍は
優しいし、俺の家な、結構複雑で…友達とか
あんまおらんかったんよ…それでも藍は
昔から仲良うしてくれたん。だから大好き！」
『とっても仲良しですね。』
琥珀「あ、でも藍だけやあらへんで！
teamＢの奴らは一人を除いて好きだし、
仲良くなりたいって思ってる！一人を除いて！」
そこすっごい強調してる。多分リコさんだ…
そんなことを話していると回りのライトが消え、
ステージだけに光が当たった。
『あ、公演始まるみたいですよ！(小声)』
「藍、がんばれ〜！(小声)」
今日の公演はＢの代表曲の〈日蝕〉だった。
始まる前ははしゃいでいた琥珀さんも、
始まってからは一言も喋らずに公演を観ていた。
公演が終わって、全てのライトが点いた。
『はぁ〜、やっぱりすごいですね。
ねぇ、琥珀さん！』
琥珀「…」
『琥珀さん？どうしまし…こ、琥珀さん？！』
見てみると、琥珀さんは静かに泣いていた。
きっと無意識で泣いているのだろう。
『大丈夫ですか琥珀さん？！』
琥珀「…あ、やばい…すごいカッケェ…
開いた口が塞がらないってまさにこのことや…」
『と、とりあえず涙をこれで拭いて下さい！
擦ると赤くなりますよ！？』
『ん、ありがとう…』
そう言って私は自分のハンカチを
琥珀さんに渡した。
琥珀「…ごめん、これは洗って返すわ…」
『あ、はい。分かりました。』
琥珀「…本当、カッコいいなぁ…
あ"ぁ〜…眩し過ぎて吐きそうw…」
『大丈夫ですか？！無理しないで下さいよ？！
休みますか？！』
琥珀「いや、別にええわw…オモロw」
初めて公演を見た琥珀さんは
笑いながら泣いていた。
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彼岸花 - NEO GEOさん» ありがとうございます！実は私も藍ちゃんは推しの中に入っていて、それで書かせてもらいました。後々キャラも増えていく予定なので、ほんとルーズリーフですがよかったら楽しんでいって下さい！ (2020年4月15日 21時) (
レス) id: 78d72db066 (このIDを非表示/違反報告)
NEO GEO(プロフ) - 読みやすくて、琥珀君のキャラとかもしっかりとしていて、好きです！個人的に藍くんも推しの中に入っているので、同居人って言う設定が美味しかったです。 (2020年4月8日 7時) (レス) id: 94d0f86dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作者ホームページ：http://hgnk
作成日時：2020年3月13日 20時
