独占欲強すぎ京女子

[*Desire to monopolize*67] ページ21

*NOside*


「ッ･･････だから、違う言って言ってるじゃないですか！」


少し声を荒げた赤葦に木葉が肩を揺らせる


「お前なー・・・茶化しのつもりだったけどマジにしか聞えねぇよ」


やれやれ、と言った様子で木葉は頭を掻く


『んん･･･あれ･･･木葉先輩、と赤葦？』


目をうっすらと目を開けて島が起きる


まだ眠たいのか目を擦って小さく欠伸をすると


イスから立ち上がり背伸びをする


*Aside*


荒い赤葦の声がして目を覚ますと



木葉先輩と赤葦が何やら険悪そうな雰囲気をしていた



何してたんだろ、どうせじゃんけんで負けてとかそう言うのだな



でも木葉先輩の手にマジックが握られていたのが少し不可解だけど



････まさか顔に落書きしようとか？



小さく欠伸をして眠気を覚ます



『さっき寝てたばっかりなのにもう眠い･･･』



頬を軽くたたいて選手管理用と書かれたノートと


記録のバインダーを持ち体育館へ向かった



赤葦と木葉先輩、じゃんけんで負けたら顔に落書きされるからって



あんなに険悪にならなくてもいいのに

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