Mondoと俺。3

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Mondo side

『〈そういえば、mondoは一人暮らしなの？〉』

ゲーム配信を始めてからというもの、今日のようにゲームを共にプレイする友達が増えた。まだまだ出会ってから日は浅く、お互い信頼し合うまでは遠いが強い奴と一生にするのは楽しい。

m「〈や、同居してる奴がいるよ。〉」

『〈へぇ。彼女？〉』

m「〈違う。男だよ。大学が近いからって住み着いてる。〉」

『〈ははっ、そうなの。いいね、楽しそう。〉』

m「〈まぁ、そうだね。面白いし。〉」

Aはもう帰ってきたか。もうこんな時間だしな、とPCに表示された時間を見る。

『〈いいなぁ、…そういえば今度の大会一緒に出ないか？〉』

m「〈あぁ、今月末にあるやつ？いいよ。丁度暇だったし。〉」

『〈よっしゃ！mondoは強いからね。同じチームだと安心するよ。〉』

m「ふーん、〈…自分だと分からないけど。プロゲーマーはもっと強いじゃん。〉」

『〈そうだね。ま、今度の大会で見せつけてやろーよ。〉』

m「〈wああ、絶対勝とう。〉」

『〈じゃあ、また連絡するよ。GGー。〉』

m「〈おつかれ。〉」

VCを切って、ふぅ、と一息つく。こいつとやる時は英語を使うので普段より疲れる。ふとした瞬間に韓国語が出ても申し訳ないから。少し気を張る。
大会に出るのも2回目だ。ALGSのような大きな公式戦では無いけれど、良い経験になる。
配信の方も概ね順調だと思う。視聴者は多くないが、ゲーム好きなコアなファンはいる。
良いプレイが出た時は、いつもよりコメントの流れが早くなるのが快感だ。このままプロになれたらなーと、思ってみたり。

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