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家に着くと、ころちゃんはすぐにリビングに向かい、私をソファーへと下ろした。そしてどこかへ消えたかと思うとすぐに戻ってきて、その手には私のアレルギーの薬が握られていた。
「多分その感じ、アレルギーだよな…?“えび”何て入ってた?」
そう、ころちゃんの言う通り、私はえびアレルギーなのだ。だから今日も勿論、注文するときは料理にえびが入っていないことを確認したうえで頼んだはずだ。
『入ってなかったと思うけど…』
でも、症状的にアレルギー反応だと自分でも思う。
「まぁ飲んでおいたほうがいいだろうからとりあえず飲んで」
ころちゃんに従い大人しく薬を飲むと、座っていたソファーに横にさせられた。
「しばらく大人しくしとけよ、あとで僕お店に電話して聞いてみるから」
『…ごめんね、ありがとう』
「…お前さぁ!謝るならすぐ言わなかったことを謝ってくんない?毎回言ってるのに本当いつになったら守ってくれる?!」
普段は言い返すけど、今回ばかりは私が悪いので言い返せない。
『気を付ける…』
「もうさぁ〜僕心配してんだからね?!…まぁでも、今日は聞いたら正直に言っただけマシだったんじゃない…?」
そうこぼすと、顔はそっぽを向きながら不器用に私の頭を撫でてきた。莉犬やるぅとならあるけど、ころちゃんから撫でられることはほとんど無いし、しかもそっぽを向いていても真っ赤に染まった耳は丸見え。
『…ふふっ、ころちゃん可愛いね』
「はぁ?!ちょっとも嬉しくねーわ!」
そしてまた顔を赤くしている姿が更に可愛いことを本人は多分気づいていないのだろう。
「……が………の(ボソッ)」
『え?何か言った?』
「…僕は可愛いけどAは相変わらずブスだって言ったんですぅ」
『うわー私傷ついたー。なーくんに言ってやろー』
「いやごーめんって!!それはやめて!!」
(いやなーくんそんなに怖いの…。)
とまぁそんなことはさておき、あとからころちゃんがお店に電話してくれたところ、えびそのものは入っていなかったものの、ソースに殻を使って調理していたらしく、アレルギー表示もメニューにしっかり書かれていたそうだ。つまりは、私の注意不足。
次からは気を付けなければと思った。
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こ「Aのほうが可愛いっつーの…」
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赤猫君。さんからのリクエストで『アレルギー』でした!
あまり上手く書けずにすみません…
13.骨折(全員)リク→←12.アレルギー(ころん)リク+作者より
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つばさ - とても楽しかったです (7月5日 6時) (レス) @page47 id: dd93105dfa (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久々に観に来ました!何回見ても飽きないです!ここまでお疲れ様でした! (2022年8月15日 13時) (レス) id: 7e40220ef6 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 野菜さん» 申し訳ありません…。現在リクエストは締め切ってしまっていまして、この話は「骨折」で終了する予定なんです…。ですが、続編を作る予定ですので、少し先になってしまうかもしれませんがそちらで書かせて頂きたいと思います!リクエストありがとうございます…! (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - さきさん» わ〜凄くわかります!!あの眠くなっちゃう現象は何でしょうね…?やっぱり安心する声だからでしょうか…! (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 海月さん» 温かいコメントありがとうございます…!少しずつですがこれからも頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2019年9月20日 0時