22話 ページ24
凛「すぅ…すぅ…」
希「りーんちゃん！」
凛「んむぅ…希ちゃん…？((ﾑｸｯ」
まだ眠い…
凛「ってなんで凛の部屋に希ちゃんがいるの！？あっ…し、静かにしないと」
希「大丈夫や。凛ちゃんは幽体離脱してるから」
凛「ゆ、幽体離脱？ほ、本当だ…凛が寝てる…」
希「時間がない」
凛「へっ？っていうか希ちゃん凛の事凛ちゃんって…」
希「ウチはあっちの世界の希や。」
凛「あっち…？」
希「凛ちゃんの方の世界。」
凛「なるほど！」
なんか凄い話をしてるにゃ！
希「今な、あっちの世界には男の子の凛君がいるんや。完全に入れ替わっとる…」
凛「そうなの？でもどうやって戻るかわからないし…」
希「鏡。」
凛「鏡…？あっ！」
希「鏡が世界を繋ぐ道なんや！あの鏡は音ノ木坂に古くからある物で…まぁその道を繋ぐためには鍵が必要なん。」
凛「鍵？でも凛その時は鍵なんて…」
希「それなりの儀式をしなきゃ開かないんよ。でも凛ちゃんは無理矢理こじ開けた。いや…あの子が」
凛「あの子？」
希「もう時間がない！とりあえず、どうにか説得するんや！あの子を！」
凛「あ、あの子！？あの子って誰？」
希「凛ちゃんはもうわかってるはずや。凛ちゃんの迷いを消してくれる人物をっ！…忘れないで」
凛「忘れる？」
希「忘れたら戻ってこれない…馴染んだら終わりや」
ｽｩｩ…
辺りが明るくなってきた
もうお別れ…？
凛全然わかんないよ！
希「忘れないで、痛みを、思い出を。それじゃあまたね…次会う時はあっちの世界や」
凛「希ちゃんっ！！」
ﾊﾟｧｧｯ
ｶﾞﾊﾞｯ
凛「はっ…はぁっ…」
疲れた…
忘れないでかぁ…
希ちゃんが言ってた事メモしておこう！
頭が良いにゃぁ〜
『鏡が世界を繋ぐ道。
あの子。
儀式。
痛みと思い出を忘れてはいけない。』
こ、これ見られたらちょっと中二病疑われちゃうにゃ！
奥にしまっとこっと
ｶﾞﾀｯ
ﾌﾗｧｯ
凛「んにゃぁ！？」
危なかった…
なんか熱い？
ｶﾞﾁｬｯ
母「凛？か、顔真っ赤！熱？」
凛「かも…」
母「…今日は学校休もっか」
凛「うん…」
ﾊﾞﾀﾝｯ
ちょうどいい機会かもっ！
凛…頑張って希ちゃんが伝えたかったことを理解してみるっ！
よーし！
凛「やっるにゃー！」
母「凛！寝ててよー？」
凛「はーい！」
でも
この世界も、大好きなんだにゃ。
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あんこ - 更新頑張ってください！ 楽しみにしています (2017年2月16日 23時) (
レス) id: a8b8180e05 (このIDを非表示/違反報告)
竜(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2016年1月31日 12時) (レス) id: e2a776fb80 (このIDを非表示/違反報告)
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