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彼らは一体…?
すると、中でもイケメンな部類に入りそうな子が、一歩前に進み出た。
「じゃあさ、このお姉さんと遊ぶ前にちょーっとだけ俺らとも遊びましょうよ。おにーさんたち」
「あぁ?おまえらみてーなへなへなしたやつらとかぁ?」
相変わらず下卑た笑みを浮かべるやつら。
「うーん、客観的にはそう見えるかもねぇ?」
でもさ、とイケメンくん。
「実際にやってみないと…わからなくない?」
そのセリフを言い切るか言い切らないかなところで
イケメンくんが1番大きい奴を蹴り上げた。
思い切り。顎らへんを。
「ッうっわ…」
思わず声が漏れる。
大きい奴は見事に蹴り上げられ______他の仲間のところまで吹っ飛んだ。
いったそー…
てかイケメンくん、見た目より強すぎじゃね!?
同じことを思ったのか、他の奴らも目を丸くして唖然としている。
「お、おい!?大丈夫か!?」
「てんめーよくも仲間をッ!!!」
「いやー、そっちだって女の子相手に手ぇ出そうとしたでしょ?」
「それはその女が約束を…!!」
「俺らはそんな約束知らないもーん」
「ッくそ!舐めやがって…!!!」
やっちまえ!!!
そんなよく昔の漫画であるようなセリフとともに
あいつらはこっちに飛び込んで来た。
短髪の人が私を少し後ろに移動させてくれる。
「え、あ、あの…!」
「あー、大丈夫大丈夫。30秒で片付くから。」
ちょっと待っててな、と言いながらウインクを残し、短髪の人も応戦しにいってしまった。
え、どうしようどうしよう
思ってたよりも大事になりそうな気配…!!
しかも全く関係ない人達巻き込んじゃってる…!?
でも………
「え、すっご…」
30秒というのはあながち間違いじゃなかったみたいだ。
4人によってどんどん敵が倒れて行く。
しかも…
「ほとんど……避けてる…?」
そう、4人はほぼ自分から攻撃をしにいってもいないし、攻撃を受け止めてもいない。
敵は自分から突っ込んでいって、峰打ち食らって倒れていってる。
え、あの人たち凄くないか…?
そんな風に若干客観的に見始めた時だった。
「クッソッ!!!女ぁ来い!!」
「ッうぇ!?」
急に______目の前に現れた金髪野郎。
私の腕を掴もうと、襲いかかってくる。
てかもっと色気ある声出ないのか私の喉…
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ペネロペ - チベット高原は中国ですぜ! (2020年12月17日 22時) (レス) id: 41f8f60883 (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - しどけさん» お返事遅くなりすみませんでした!!もうその言葉が何よりの糧です…!これからも爆死して頂けるお話を書けるよう全力で頑張ります!! (2020年12月7日 12時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
しどけ(プロフ) - 面白すぎて部屋で爆笑こきました!最高です!ありがとうございます!! (2020年7月6日 21時) (レス) id: 6311bbd282 (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - ショウキチさん» ありがとございますぅぅ!!続編でもよろしくお願いします(*^^*) (2018年12月13日 20時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - 飛鳥さん» 瀬見くんのところ…!結構悩みつつ書いたので笑って頂けて何よりです(^.^)これからもゆっくり更新ですがよろしくお願いいたします! (2018年12月13日 20時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
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