…ヤバイよ！ワールドトリガーの世界にトリップしちゃったよ！5

a c e 200 貴方 ページ21

*




映像はそこで終わっていた



そのあとのことはわかる



全てを思い出した瞬間だった




｢＿＿全て思い出したか？｣




あぁ、




『……クデーレいや、"父さん"』




クデーレは私の実の父だった




ク父｢やっと思い出したか…
まったく、この能力のせいで時間かかった｣



『ふーん』



ク父｢久しぶり、A｣



『久しぶり』



ク父｢相変わらず素っ気ないな｣




…




『家族みんなそうだったでしょ？』




…なんで




ク父｢まぁな｣



『それで、何か用？
まさか私の記憶を戻しに来ただけなの？』



ク父｢その通りだ
俺の仕事はお前の記憶を取り戻す、ただそれだけだ｣




なんで、




『ねぇ父さん、なんで私のこと責めないの
父さんと姉さんは私に生きて欲しかった
なのに易々と死 んで易々と生きている私に！』




私はそう叫ぶと同時に地面へ座り込んだ




ク父｢何を勘違いしてる？
俺がAを責める理由なんてないだろ｣




え、



父さんは前にしゃがみ私へ目線を合わせた




ク父｢Aは俺たち家族が大事だった
だから絶望したし自 殺を選んだんだ
つまり俺らが大好きってことで俺は嬉しいけどな｣



『でも死 んだんだよ？』



ク父｢そりゃあ死 んで欲しかったと聞かれると答えはNoだ。まだAは若いしれいなと共に俺の分まで生きて欲しかったってのは事実だ｣




*

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