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「だから俺が1番最初に見つけたんだからアイツは俺の妹なんだよ!」
「銀時、Aはテメぇみたいな天パ野郎の妹はごめんだとよ」
「あれ?ソレワシも当てはまってない?」
「もうよさぬか皆んな!ここは平等にいこう、Aは俺の妹って事て」
「「「何処が平等なんだよ!」」」
なんだか懐かしい…ああ、これは夢か。
そういや兄貴達もよく酒を飲んではどんちゃん騒ぎしていたっけ
「あーまた始まったよ」
「ったく明日は大事な一戦を控えてるってのに銀時さん達は通常運転だな」
そうか、この夢は天人の支配地に乗り込む前日の思い出か、何も知らない私はあの光景を見て幸せを感じていた。
「…本当に皆んないくの?」
「どうした心配かい?大丈夫、俺達にはあの人達がついてんだ。負けやしないさ」
「私も行く!」
「ダメダメ。チビ助が行く場所じゃねえよ」
「そうだぞ!そんな事兄貴達の前で言ってみろ、あの人達お前を縛りつけてでも此処においてくぞ」
「…でも私だけいつも安全な場所にいる。皆んな戦ってるのに、私だけいつも守られてばっかはやだよ」
私のその発言に横にいた優しい男性達は少し困った顔をした後すぐにまた微笑みかけてくれた
「Aちゃん、俺達はさ君みたいな子達が笑って暮らせる世界を作るた為に戦っている。だけどそんな大切な事さえ毎日血にまみれりゃ時々忘れかけちまうんだ。戦場にいる時は己が怪物にでもなった気分だよ。きっとそれは君の兄貴達も同じだ」
「そんな、皆んなは怪物なんかじゃないよ!」
「そう!俺達は怪物なんかじゃねえ。此処に帰ってきた時君の笑顔を見たら思い出すのさ自分もちゃんと人の心も持った人間だと言うことに」
「Aちゃんが来てくれてからみんな前より笑うようになったんだ。守られてるのは俺達も同じなんだ。だから君はいつもみたいに笑顔で出迎えてくれりゃあ俺達も助かるってもんだ」
違う。それじゃ誰も守ってなんかいなかったよ
「おい、なにお前ら俺の妹そそのかしてやがんだ!」
「ちょ、違いますよ銀時さん!うわ酒臭っ!一体どれだけ飲んだんですか」
「アハハAも一緒に飲むかー?」
「馬鹿か坂本!Aはもう俺とおねんねの時間だ」
「A、そいつらに近づくと馬鹿がうつる」
「…晋兄クサイ。近づかないで」
「なっ!」
「高杉さんが倒れたぞ!この人ガラスのハートなのに」
私は知っている。この景色は翌日には消えて無くなるんだ
ごめんなさい…
全部私が弱いせいだ
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作者 - よっちゃんvvvさん» アドバイス有難うございます!文字数の関係で次話から修正させてもらいます。最新スピード遅くならない様に頑張りますので楽しんでいただけたら嬉しいです^ ^ (2021年11月15日 18時) (レス) @page1 id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
よっちゃんvvv(プロフ) - はじめまして。あの、名前とセリフのスペースが狭く読みづらいのでもう少しスペース空けていただけると読みやすいです。それか『』をつけるとか。まだまだ始まったばかりなので、これからの展開期待しています (2021年11月15日 5時) (レス) id: 286677f169 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年11月14日 23時