文豪レポート記録表

夢主が手首を切って血を見ながら綺麗だねと言ったら。（りん様リクエスト） ページ5

中島敦
「お願いです、自分で自分を傷つけるなんてやめてください・・・。」
苦しそうにそう言って貴方の手をつかんで離しません。そして堪え切れなくなったのかツウっと彼の頬に透明な線が流れます。彼は愛する人がこんなにも思いつめていたのにそれに気づいてあげられなかった自分がたまらなく悔しいんです。






太宰治
「Aちゃん、何をしているんだい？」
貴方から刃物を取り上げてほおに両手を添えて此方を向かせ、聞いてきます。表情は貴方を怖がらせないために笑っていますが内面は激しい憤りで一杯です。ですがその憤りは貴方に向けられているのではなくAがこんなにも思いつめてしまうまで、聞いてあげられなかった彼自身に向けられているのです。やがて手を離した彼がボソリと一言。「…もう愛する人が傷つくのを見たくはないのだよ。」







芥川龍之介
「やめろっ！！((バシッ」
衝動的に貴方を平手打ちしてしまったことにハッと気がつきます。目の前にはほおをおさえて驚きに目を見開いた貴方が。「すまぬ…。痛かったか？」と謝った後、「僕はAに傷ついてほしくない。だからもう二度とこのようなことはするな。」そう言って自分が叩いた貴方のほおを優しく撫でながら「僕ではAの力になれぬのか…？」と寂しそうに聞いてきます。さぁ、貴女は彼に力になってもらいますか？







中原中也
「…！？手前、何してんだっ！！！」
普段は貴方に甘く、怒らない彼が珍しく怒ります。手当をするけれどもいつもより荒々しかったり。説教も数十分受けます。でも説教の内容は「もうこんな事をするな」とか「悩みがあるなら俺に相談しろ」だとか。説教の終わった後、シュンとした貴方を彼は優しく抱きしめてくれます。「Aには俺がいるだろ。」安心ですね。きっともう彼の優しさに触れた今後は手首を切ることなんてないでしょう(*´꒳`*)








江戸川乱歩
「…何言ってるの？Aが自分を傷つけて流した血なんて綺麗でもなんでもないよ。」
冷たい言葉に聞こえますが彼は思ったことを素直に言ってるだけ。愛する貴方が思いつめて流した血なんて彼にとっては全然綺麗ではありません。それに彼は貴方が思いつめていることを超推理でわかっていました。でもなかなか言えずに貴方が一人で思いつめて貴方の悩み事一つも聞いてあげなかったことを深く後悔しているのです。それからは乱歩さんのおかげで貴方も悩み事をするのが無くなったとか(*^^*)

夢主が子供と一緒に寝ていたら（りん様リクエスト）→←夢主の記憶が無くなった後、戻ってみた。（抹茶様リクエスト）前話の続きです！

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