さて、支度を始めましょうか。【魔入りました入間くん】

入学式Part3 ページ11

Aside

少し深呼吸をして、そして読み上げる。

｢この場で新入生挨拶を
仕切り直させていただきます。

保護者の方々や先生方にも、
示しがつきませんので。

本日は私達新入生の為にこのような
盛大な式を挙げて頂き誠にありがとうございます
私たちは伝統あるこの悪魔学校に
入学の時を迎えました。

この3年間この悪魔学校で過ごす日々の中で
新たな経験をし、得られるものがあると思います。
勉学だけではなく、師団においても積極的に
取り組み、この学校に貢献していきたいです。

また新たな経験をしていくにあたって諸先生方の
お力をお借りする時が来ると思います。
その時はどうぞ時には厳しく、
そして時にはあたたかくご指導下さいますよう、
よろしくお願い申し上げます。

そして私たち新入生一同は悪魔学校の生徒として
誇りを持ち、家族や先生方、
そしてこれまで悪魔学校の伝統と歴史を
築いてきた先輩方に恥じることのないように
一つ一つの行動に責任を持ち、
自立した学校生活を送れるよう心がけていきます。
本日は誠に有難う御座いました。｣

壇上を降りると入間様から凄いって
顔をされました。

これぐらい、あなたのメイドとして当然です
って顔をしておきました。

……が、アスモデウス家のご子息。

大層ご立腹のようですが、大丈夫でしょうか

嫌な予感がしますね…
すぐに合流するとしましょう。

【合流】

入間様と廊下を歩いていますが
入間様はどんよりと落ち込んだご様子。

入間｢……ねぇA…僕…
今後の学校生活とっても不安だよ……｣

A｢申し訳ございません入間様…
私も少し不安を覚えています。
あの理事長にはドロップキックして
おきますのでご安心くださいませ入間様｣

入間様は、ドロップキック！？
と大層驚いていましたがそれぐらいしても
今回は許されると思うのです。

？｢おい｣

入間/A｢はい？/はい、何でしょうか｣

そこには、アスモデウス家のご子息
つまり新入生挨拶をするはずだった、
アスモデウス･アリス様が
私たちに声をかけた。

やはり嫌な予感というものは当たりやすい。
と感じました。

早々に入間様と合流して正解でした。

確かにこの目は
『怒って』いらっしゃるのですから
やはり理事長にはあとでドロップキックと
追加で重力魔術かけるべきですね。

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その頃サリバンはというと

サリバン｢さ、寒気が……｣

と寒気で体を震わせていたとか。

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