救ってくれたのは【フィッシャーズ】

岬さん ページ24

岬｢あのね。私の話、聞いて？

私も元々あそこにいじめられてて。中学が同じで。それで逃げたけど意味無くて。だから私も今までしたことない派手なことやったりしたんだ。

そしたら自分の意見を大切にしているAさんがいてね。

羨ましかった。


私もそうなりたかった。


って心の中ではずっと思ってた。


だけど言葉に出来なかった。


ごめんなさい。


ずっと仲良くなりたかったの。


どれだけ謝っても許してくれない、分かってる。

＿＿ごめんなさい。｣


鼻をすすりながら泣きそうな目でいう岬さん。


分かんない。


信じていいの？



どうすればいいの私？



こんがらっちゃうよ。



『少し…時間くれる…？でも。もう私と会えるのも最後だからさ…







岬さんは笑顔でいてほしい。


だから私は信じるかは分からないけどね。』



私も泣きそうな目になって。



岬｢そう……なの？？

分かった。笑顔で二人で終わらせよ？



私はまた虐められていいから。｣



そう涙を流しながら岬さんは言う。


私も涙を流す。


よく考えればモトキさんがいない。



察してくれたのかな。



『そう…だね…。岬さんは虐められられないように私がするよ。



約束する。』



二人で抱き合い泣きながらだけど岬さんはうなずいてくれた。



岬｢私は裏切らないから。ほら？｣



そう言い指切りげんまんをする。



目が合った瞬間笑いあっちゃって。




少しは




信じてみても




いいですか…？

戸惑い→←だれなの。

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