救ってくれたのは【フィッシャーズ】

だれなの。 ページ23

冷や汗が出そうで
1歩モトキさんから離れる。

モ｢あ、あ、お久しぶり。｣


そういうと女の人は

｢やっば、まじで可愛い〜！｣


そう騒ぐと私は気づいた。


いじめ集団の人…！


なんなら同じ学校。同じクラス。


『川崎…岬…？』


そう呟くとその人は振り向き


岬｢誰。｣


まぁそうか。髪の毛をお下げにしてるからね。学校だとおろしてるし。こんなにハキハキしてないから。


モ｢Aって子。あれ、岬さん同じ学校じゃないの？｣


川崎さんは顔を変え


岬｢あ…。まじ…？｣


モ｢なんかあったの？｣


と言うと川崎さんは泣き目になりながら


岬｢私…Aさんをいじめてる…。｣


素直に言った。


私はどうすればいいのか分からなくて俯く。


モトキさんの顔もどんどん可笑しくなって。


モ｢Aちゃん、あのさ、ほんとなの？岬さんがやってるの？てか俺らの関係疑ってる？｣


私はふたつに対し頷くと


モトキさんは一気にこう言う。



モ｢それはそうなんだ。後でちゃんと聞く。あとさ、俺らはな、もともと



親同士が不倫してて、そのときの相手の子供。｣


そして付け足しで俺のお父さんと岬さんのお母さんが関係持ってた、ってこと。



川崎さんも頷いて。



そしてこう言い放ったんだ。

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