1話 ページ1
私は通う学園は名門魔法士養成女子学校で、いわゆるお嬢様高だ。
優れた『魔法士』を育てる学園ということもあって、かの有名なナイトイレブンカレッジとも交流がある。
そして今日は毎年恒例の合同パーティーの日だ。
表向きでは優れた魔法士を目指す学生同士交流を深めようというものだが、実際は体のいい婚活パーティーなのである。
お互い普段、異性がいないということもあり大いに盛り上がる。
私はあまりそういう場所が好きではないのでなんやかんや理由をつけて避けてきたが、その理由も今日尽きてしまった。
A「やばい、やばい、帰りたい…」
なんだか今日はいつもよりみんなメラメラしている
なんでも、マレウス・ドラコニアが今日のパーティーに参加するらしい。
魔法士を目指している者なら彼の名前を知らない人はいないであろう、それぐらい彼は有名人だ。
私も名前を聞いたことはある、が姿は見たことがない。
せっかくパーティーに参加するのだから見たいとも思うがそれよりも帰りたいという欲のほうが高い。
煌びやかなシャンデリアが光って目が痛い
端に行こうと移動しようとしたところ、地響きにも似た足音が聞こえる
何事かと思い振り返るとそこには女性たちの大群がこちらに押し寄せていた。
A「―――――ッ!?!」
声にならない悲鳴が出る。
女子たちは私のことなど眼中にないのかスピードを落とす気配はない。
このままでは押しつぶされてしまうと思い後退りした私は、履きなれていないヒールのせいでバランスを崩してしまった。
A「わっ、わっ、わっ…っ!?」
バランスを立て直そうと必死に踏ん張るが、ヒールのせいで思うようにバランスが取れない。
(もうだダメだ…倒れるッ…!!)
そう思ったとき何かにぶつかった。
A「う“ぅ”ッ!?」
思いっきり当たったので頭が痛い。なんだろう…壁??
いや、私の後ろに壁なんかなかったはずだ。
994人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です!!!これからも応援してます!!! (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ!でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………!短編なのにぞくっとしました。面白かったです!! (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:マレウス美味しいprpr | 作成日時:2020年5月15日 11時