10話 ページ10
しばらくゲームに白熱したあと一休みするため焼いてきたスコーンを取り出した。
我ながらうまく焼けたと思う。
スコーンを食べようとすると、隣からすごく視線を感じる。
A「な、なんでしょうか…？」
マレウス「それは、お前が作ったのか？」
それとは私が手に持っているスコーンのことだろうか…？
A「あぁ、はい。」
マレウス「なら、そのスコーンを僕に献上することを許そう。」
A「は、はい？？？」
何を言っているんだこの角男は…？
マレウス「なんだ？僕の頼みを聞いてくれないのか？」
A「いや、そのマレウス様のお口には合わないといいますか…」
マレウス様に私の作ったものを食べさせるなんてどんな罰が当たるかわからない
マレウス「合うか合わないかを決めるのは僕だ」
A「そ、そこまで言うなら…」
私はマレウス様の威圧に負けスコーンを差し出した。
それを何も言わずもぐもぐと食べ始める。
A「お口に合うでしょうか…？」
マレウス「あぁ、悪くない」
良かった、不味くはなかったみたいだ。
あのマレウス・ドラコニアに褒められていると思うと嬉しい。
マレウス「随分と顔がニヤついているな」
A「えへへへ、あのマレウス様に褒められたと思うと嬉しくて」
自然と口が緩んでしまう、今の私は随分締まりのない顔をしていると思う。
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ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (
レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です！！！これからも応援してます！！！ (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ！でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………！短編なのにぞくっとしました。面白かったです！！ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マレウス美味しいｐｒｐｒ
| 作成日時：2020年5月15日 11時
