8話 ページ8
最近授業や、実験などで忙しくお気に入りの場所にしばらく行けていなかった。
久しぶりにお気に入りの場所に行けていつもよりテンションが上がっていた。
しかし、そこには私よりも早く先約がいた。
マレウス「なんだ、来たのか。僕に恐れて逃げたのかと思ったぞ」
そう言って嘲笑された。
ムカつくがそれより…
(な、な、な、な、何でいるんだッッ!?お願い帰ってッッ!!!)
マレウス「声に出ているぞ」
A「ヒェッ…」
また失礼なことを言ってしまったが、前のように禍々しいオーラは放っていない。
これは大丈夫そう…かな?
そう思った私はマレウス様から少し離れた場所に腰を下ろす
横を見るとピコピコと何か小さい機会を操作している
なんだろうあれ、いや、私見たことある気がする…あれってもしかして…
A「がおがおドラコーンくんだ…」
そう呟いた瞬間、思いっきりマレウス様と目が合う
マレウス「お前ッ、知っているのか」
今までに見たことがない食いつきだ。
普段はあんなに澄ました顔をしているのに、今は子供のようなキラキラした目をしている。
A「はい、子供のころよく遊んでいました」
マレウス「そうか、僕の周りではやっている奴がいなくてな…」
そうでしょうね、だってそれ、だいぶ前のゲームですから。
昔過ぎて今はもう販売すらされていない代物だ。
A「ゲーム、好きなんですか…?」
マレウス「いや、僕の故郷では機械仕掛けのものに触れる機会が少ないからな。こういうものに触れるのは新鮮で面白い」
なるほど、確かに私も上京してきてから魔法に触れる機会が増えた、何もかもが新鮮でワクワクした。マレウス様も今そういう感情なんだろうか?
A「良ければ一緒にゲームしますか?」
マレウス「は?」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。
マレウス「本当に変わっているな、この僕を遊びに誘うなんて」
そう言ったマレウス様はどこか嬉しそうだ。
なんだ、可愛い顔もできるんじゃないか
A「明日、ゲーム持ってきますね。言っておきますが私は強いですよ?」
マレウス「ふ、望むところだ」
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ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です!!!これからも応援してます!!! (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ!でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………!短編なのにぞくっとしました。面白かったです!! (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マレウス美味しいprpr | 作成日時:2020年5月15日 11時