Story 8 ページ9
あ「ちょ、ちょっと待って！」
新人達と陽太郎はリビングへと向かった所で私
は迅さんを引き止めた
迅「ん？なんだ、こんな時に告白か？」
相変わらず迅さんらしい受け答えだ。
あ「んなわけないでしょ！…えっと……だから
その…ありがとう……」
あまりこういう事を面と向かって言う事が少な
かったためかつい小声になってしまった。
認めたくはないけど、でも迅さんはやっぱり凄
い。対応が的確で、もしも迅さんがこの場にい
なかったら、きっと私は呼吸困難で病院送りだ
ったかもしれないからだ。
迅さんは、「ごめん」なんて言ってたけど、実
際助けてもらったのは私の方だから。
迅さんの方を見上げると、驚いたような顔をし
ていた。
迅「…なぁんだ、Aもちゃんとお礼言える
じゃん」
しかし、すぐいつも通りの迅さんに戻り、はは
っ、と軽く笑った。
あ「は、はぁ？！人がちゃんとお礼言ってるの
にからかうなんて、やっぱりお礼言わなきゃ良
かった！」
迅「はいはい、よく出来ました」
迅さんは私の頭をあやすように撫でた。
全く、子供扱いだ。
あ「もう！」
私は不貞腐れたが、迅さんの手は払いのけなか
った。
昔からこの手は嫌いじゃない。優しく、大きく
いこの手で撫でられると心が穏やかになる。
…やっぱりあやされてるな、私。
迅「じゃあ、ちょっと俺の部屋来てくれな
い？」
あ「え？どうしたの、急に？」
迅「ちょっとAに話がある」
あ「…りょーかい。」
またまた迅さんの呼び出し……
最近多くないかぁ？
ま、そりゃそうか、新人が来たんだし。
すると、迅さんは私の手を引いて二階へと登っ
ていった。
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M、S - 小南ちゃんって子じゃなく小じゃないですか？ (2016年1月14日 19時) (
レス) id: 2afc11e984 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴瑠海(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年1月5日 16時) (レス) id: 1a7292f5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もあ | 作成日時：2015年7月28日 16時
