主(女)が、おじさんたちとﾜﾁｬﾜﾁｬするだけ。

やっぱり、だいすき ページ15

？「ごめんね〜、呼び止めちゃって！」

『っ！？』

ﾘｷ「はじめまして、ジョー力一でーす！」

『あ…！は、はじめまして、神戸コハク…です、！』

本物だ…

いつもステージの上で歌ってる、ジョー力一さんだ…

明るいところで見るとステージの三倍は柔らかい表情…

ﾘｷ「コハクちゃんね。いやぁ、ごめんね、呼び止めちゃって…この後、時間大丈夫かな？」

『あ、えっと…』

ﾘｷ「あ、もちろんやましい事とかじゃないよ？！ちょっと、歌を聴かせて欲しくてさぁ…」

『え…？！私の、ですか…？』

ﾘｷ「そう！この前、ここの帰りに公園でちょっと歌ってるの聴いちゃって。お願い！歌って！」

聴かれていたのか……

そもそも、あの公園で歌ってたと言っても、小声で口ずさむくらいだったのに……

『…よく、聴こえましたね…？』

ﾘｷ「うん、まぁね。耳は良い方だから。どう？歌ってくれないかな…？」

『あ…はい……いいですよ…？』

ﾘｷ「ありがとうー！あ、曲はなんでもいいからね！」

『はい。じゃあ……』

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ﾘｷ「……」

『……これで、いいんですか…？』

ﾘｷ「すごい、！めっちゃ上手！…てか、その曲って…」

『え？あぁ、その…ジョーさんが、ステージでよく歌ってた曲です…///…ジョーさんの歌、聴いてたら、ハマっちゃって……///』

ﾘｷ「！！…かわいいねぇw」

ジョーさんが、ふわふわと優しく笑った。

『っ///！』

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そこから、何度も歌を聴いてもらって、数回力一さんのステージで一緒に歌った。

多分、この時にはもう、好きだったと思う。

ﾘｷ「？コハク？」

たくさん歌を教えてもらって、

たくさん話を聞いてもらって、

たくさん笑顔を見せてくれて、

たくさん笑顔にさせてくれた。

『あはは、本当に迷惑をおかけします…』

そんな力一さんが大好きだし、

力一さんがずっと笑っていられるならなんでもいい。

ﾘｷ「そうでもないけどねw？」

たとえ、力一さんのことを笑顔にするのが、

『えへ、ありがとうございます…』

私じゃなくても。

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今回もご覧いただきありがとうございました。
今回で、チャプター3「神戸コハク」は終了です。
次回は、今までのキャラのプロフィールを簡単にまとめたものを出します。
そのまた次回から、チャプター4「南雲ルリ」を書き始めます。ちなみに、おそらく夢追が悪役ムーブかまします。

人物紹介であります→←やっぱり、大ファン

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