早々エスケーパー ページ42
・
1限目は防衛魔法の授業だった
魔術と違い魔法には発動するための魔力の質が違い、私には苦手とする授業だな
ただ教師がこちらを見ていたのでおそらく魔術師ということをクロウリーから聞いたのだろう
嫌な笑みを浮かべていた
2限目、体力育成
クロウリーから渡されていた運動着に着替え、運動するのに髪が邪魔になるといけないので髪をまとめ上げる
「俺はバルガスだ。お前らの体力育成を担当することになった」
見るからに暑苦しそうな男
「優秀な魔法士は健全な肉体から！見ろ、鍛えたこの筋肉！！」
うん、至極どうでもいい
筋肉質で熱血...この男だけ永遠の真夏のような感じだな
「魔法士には体力がないとな。まずはグラウンド20周、次に腕立て伏せ100回！！」
鬼か
その授業で慣れない運動をしたために私は屍と化していた
あのだだっ広いグラウンド20周を無事終えたのだが、腕立ては半分以下しかできなかった
男子生徒ですら音を上げていたのだ
やはりあの男
鬼だろう
幸いなことに3限目は魔法薬学だった
クルーウェルは昨日のことがあったためか私のことを見つけると少し笑った
「さあ、今日は昨日の続きだ。今日は毒草の方を説明する」
笑いながらしゃべるな
なんか少しイラっとするな
が、やはりこちらの世界の毒草は少しだけあちらとは違うものがある
あちらの世界では毒草としてしか活用できない物がこちらでは薬草として使うことが出来るというのは新たな発見だ
3限目が終わり教室に戻る途中、廊下でおろおろしているユウを発見した
「ユウさん？」
名前を呼ぶと驚いたようにこちらを向いた
「メルビちゃん！」
「どうされましたか？こんなところで」
「実は...」
昨日の夜のことを聞き、グリムと2人で1人の生徒として学園に通う許可が出たが
そのグリムが初日から授業をさぼっているという
それで2人のクラスメイトに追いかけてもらっているらしい
ユウが窓に目を向けると私も同様に窓から下を見る
グリムと追いかける2人の男
ソファーで寝ていた男と朝すれ違った男だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1097人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
餅餅猫(プロフ) - 時空神????*ﾟさん» 返信が遅くてすみません！400票目ありがとうございます！不定期更新ですが応援していただきありがとうございます！少しギアを上げていこうと思うのでこれからも応援お願いします！ (2020年11月22日 2時) (
レス) id: 5eac37d5e8 (このIDを非表示/違反報告)
時空神????*ﾟ(プロフ) - 400票目頂きました！！！！更新頑張ってください！！応援してます！1！ (2020年11月8日 20時) (レス) id: 83c8696311 (このIDを非表示/違反報告)
餅餅猫(プロフ) - 緋柳さん» こんばんわ！誤字のご指摘ありがとうございます！すぐに訂正させていただきます。素敵な物語と思っていただけるなんて光栄です！更新の速度が遅いと思いますが更新を楽しみにしていただけているので頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2020年4月22日 22時) (レス) id: c2a75e932d (このIDを非表示/違反報告)
緋柳(プロフ) - (↓続きです)いつも、素敵な物語だと思って愛読させていただいています！これからも応援しております！！ (2020年4月22日 12時) (レス) id: 538ecd5edd (このIDを非表示/違反報告)
緋柳(プロフ) - 初コメ失礼します！失礼かもしれませんが、少し気になったので誤字の指摘をさせてください…！p.31の遭遇パーソン�△如▲�クタヴィネル寮の紹介文(？)にて、海の魔女の"時期"の精神とありますが、正しくは"慈悲"の精神だったと思います、！(↑続きます) (2020年4月22日 12時) (レス) id: 538ecd5edd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：餅餅猫 | 作成日時：2020年4月13日 3時
