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｢うるさい｣
｢ご、ごめん……ってそうじゃなくて！
なんでここに！？｣
｢……気が付いたら棺桶の中にいたの。
混乱しているのはこちらも同じことだよ｣
まったく、タチの悪い……
神社の中にあったあの棺を思い出して、私はため息をこぼした。
沢田はというと、絶句したまま間抜けな顔でこちらを見ている。
それに困った私がどう説明しようか、と思い始めた時。
彼の後頭部を容赦なく叩いた人物────ラル･ミルチが口を開いた。
｢話は後だ。
…沢田、コイツは味方なんだな？｣
｢う、うん……そうだ！
Aちゃん、リング持ってる？｣
その問いに頷き、見えるようにリングを嵌めている手を見せる。
｢肌身離さず持ってる。
……凉さんがうるさいから｣
〖良いかい、杠。
雹のリングは使いこなせるのは君だけだ。
故に、君を利用しようと考える輩から狙われる可能性がある。
なにかあった時の為にも、そのリングは肌身離さず持っておきなさい〗
〖なんの嫌がらせですか。
このリングなんて、正直……〗
〖君が望まなくても、リングは必ず君の元に戻ってくる。
……その時の面倒を受け負いたいかい？〗
〖………………わかりましたよ、着けます〗
〖肌身離さず、ね？〗
〖………………はい〗
何度も言い聞かされたあの日のことを思い出し、思わず渋い顔になった。
｢山本武と獄寺隼人はその林の中だ｣
唐突に雲雀が林の方に目を向けた。
そうだ、忘れかけていたけれど、今まさに原作真っ最中。
｢！｣
言われた沢田がすぐさま林の中へ駆けていくのを、とりあえず……と私も追いかけ────。
ようとしたところで、雲雀に手首を掴まれた。
そういえば今は10年後の雲雀に会うのはこれで2回目だ。
大きい手だな、と思いつつ。
｢あの…私になに、かよ、う……｣
用件を聞こうとして、強く手首を引っ張られ腕の中に引き込まれた。
驚いて身長差がある彼を見上げたけれど、後ろから頭を押し付けられて見えない。
｢……A……｣
祈るように彼は目を閉じて、私の名を呼んだ。
今にも泣き出しそうな、震えている声だった。
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咲夜 - なので更新頑張ってください！ (2017年9月27日 7時) (
レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - なんと......嬉しい限りです！ありがとうございます！テストよりこっち優先にしたいぐらいです！ (2017年9月27日 7時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
とうか(プロフ) - この小説大好きです☆これからも更新頑張ってください☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆応援してます (2017年9月26日 0時) (レス) id: 9297054df9 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - ありがとございます！嬉しいです！ (2017年9月19日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜(べにお)(プロフ) - 咲夜さん» できる時に更新しておきたくて…(苦笑)今日は更新しませんが、毎回2~3話追加のペースで進めていきたいと考えてます (2017年9月18日 18時) (レス) id: b79b33c03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡 | 作成日時：2017年8月28日 22時
