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……あれ？
アニメにもなかったリボーンさんの最後の台詞に軽く首をかしげる。
もしかしたらオリジナルに関係があるのかもしれない。
今までだってそうだったし、と耳を傾けてみると。
｢あ……うん。
実は、もう1人、この白くて丸い装置の前にいた人がいて……｣
……もう1人？
動揺をとっさに隠し、沢田の方を見遣るけれど、彼も困惑気味のようだった。
｢誰だったんだ？｣
｢…………多分、なんだけど……。
Aちゃん、だと思う｣
｢え……私…？｣
悩ましげに、けれどしっかりとこちらを見ながら沢田はそう告げた。
ありえない
手紙と明らかに時差がある、ありすぎる。
10年後の私はイタリアに向かう道中で奇襲されて死んだ。
なら、この装置を見る機会なんてないのだ。
そもそも、敵であるミルフィオーレのアジトに近付くなんて骸でも難しいのに。
｢……まさか！｣
私の中にひとつ憶測が浮かんだ。
この憶測を形にするなら、今の私でも動ける。
けれど、通用するのは一度きりだ。
こんな作戦を本当に私は実行したのだろうか……。
｢どうした、A？｣
いきなり立ち上がった私に注目が集まり、私は慌てて座ろうとしたけれど。
｢なにか思い当たることがあるのか！？｣
……それはがしりと私の肩を掴んだラルに、阻止されてしまった。
思わず大きな声をあげてしまった数分前の過去の私を叱りたくなった。
｢ラル、10年後の私は本当に死んだの？｣
｢……どういう意味だ？｣
一応確認したのだから、ちゃんと答えて欲しいのだけど。
ラルの様子から見るにして10年後の私は死亡と判断されたのだろう。
｢これはひとつの憶測に過ぎないから、信じる信じないかは勝手だけれど。
……10年後の私は死んでない｣
殺されたと見せかけて、なにかの目的があって入江正一に会いに行った。
そう考えるのが妥当だと思う。
もちろん、最後のそれはまるで、10年後の私がミルフィオーレの仲間だと思われかねないから言わなかった。
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咲夜 - なので更新頑張ってください！ (2017年9月27日 7時) (
レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - なんと......嬉しい限りです！ありがとうございます！テストよりこっち優先にしたいぐらいです！ (2017年9月27日 7時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
とうか(プロフ) - この小説大好きです☆これからも更新頑張ってください☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆応援してます (2017年9月26日 0時) (レス) id: 9297054df9 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - ありがとございます！嬉しいです！ (2017年9月19日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜(べにお)(プロフ) - 咲夜さん» できる時に更新しておきたくて…(苦笑)今日は更新しませんが、毎回2~3話追加のペースで進めていきたいと考えてます (2017年9月18日 18時) (レス) id: b79b33c03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡 | 作成日時：2017年8月28日 22時
