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────山本武side
初めて知った、Aの過去。
あの時は気になってばっかで考え付かなかったけど、ようやく親父が言葉を濁した理由がわかった気がする。
普通のヤツならぜってー耐えられないような目に遭ってきたAを思えば、野暮に聞こうとした過去を後悔した。
それと同時にますます好きになった。
いつも無表情で、最低限のことしか喋んねーから無口っぽくて、ツンツンした態度のA。
馴れ合うなんてもってのほかで、目を合わせると逸らされるし、たまに言われる言葉がグサッと胸に刺さることもあった。
けど実は、不器用だけど優しくて、寂しがり屋で。
声が戻ってからはよく喋るようになったし、笑うようにもなった。
友だちになりてーとは今も思ってるし、仲間じゃないって言われてもそうとは割り切れなかった。
それもこれも、Aが好きだからだ。
気のせいじゃねぇかって考えたけど、Aのあの優しい笑顔を見る度、違うと感じた。
執拗に男子生徒に迫られてた時、震えていたAを守りたいと思った。
……そりゃアイツは俺なんかより、強いかもしれねー。
剣をふるう姿やあの重い殺気はまるでスクアーロみてーに鋭くて。
けど、あの小さな背中はいつも寂しげで。
誰かが傍にいてやんなきゃいけねー気がした。
今日、Aの話を聞いてますますAのことが好きになったし、俺が傍にいてやりてーとも思った。
……本人は俺らと会うとピリピリしてて、取り付く島もねーけど。
最後のアレは嬉しかった。
いつかお互い、仲良くなれるといいのにな。
────山本武side･終了
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咲夜 - なので更新頑張ってください！ (2017年9月27日 7時) (
レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - なんと......嬉しい限りです！ありがとうございます！テストよりこっち優先にしたいぐらいです！ (2017年9月27日 7時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
とうか(プロフ) - この小説大好きです☆これからも更新頑張ってください☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆応援してます (2017年9月26日 0時) (レス) id: 9297054df9 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - ありがとございます！嬉しいです！ (2017年9月19日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜(べにお)(プロフ) - 咲夜さん» できる時に更新しておきたくて…(苦笑)今日は更新しませんが、毎回2~3話追加のペースで進めていきたいと考えてます (2017年9月18日 18時) (レス) id: b79b33c03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡 | 作成日時：2017年8月28日 22時
