【REBORN!】少女、転生す。[リング編･３] (ページ17)

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────NOside

｢ではXANXUSは、ボスとなると同時に、独裁体制を作る為に……！？｣

｢あぁ。
仕掛けられた罠だったんだ。
事故であろうと、モスカがツナの守護者を殺れば遅かれ早かれ、必ずツナが倒しに来ると読んでいたんだろう｣

｢憶測での発言は謹んで下さい、リボーン。
すべての発言は我々が公式に記録しています｣

｢好きにしやがれ。
俺はもうキレてんだ｣

暗い顔でそう言い放つリボーン。

怒りを僅かにあらわにした彼に、チェルベッロに動揺が浮かび上がる。

｢何故……貴方が鶯家のことを知ってるの｣

杠のか細い声が、やけに大きく響き渡った。

小刻みに肩を震わせ、固く拳を握り締め、真偽を計るような鋭い目でXANXUSを睨みつける。

そこには身を凍てつかせる冷たい殺気と、静かな怒りがこもっていた。

｢────鶯のはぐれ者。
それがお前だということは、最初から知っていた。
ボンゴレに所属する父を殺され。
恩人とやらをマフィアに殺され。
誰にも望まれず、母親の命を奪って生まれ落ちた哀れな小娘。
貴様のことはよく知ってるぞ────｣

ニヤリと彼女を嘲笑うXANXUS。

困惑を顔に浮かべている雲雀を除く沢田一行の顔は顔色は悪い。

杠の冷たい殺気を間近で浴びたのだ、無理もない。

しかしそれに気付かない彼女は、不機嫌そうに目を細め。

｢……だからスクアーロさんに私を狙わせたのですか｣

｢甘っちょろい世界に浸って凡人として腐っていくなら、俺がお前を使ってやる。
……自分が表の社会に向いてねぇことぐらい、いい加減わかってんじゃねぇのか？｣

｢……っ！！｣