13.大人気ない ページ16
夢花の家は、学校への道を少し逸れたところにある。
夢花の家に寄っても、学校には十分間に合うから問題ない。
A｢あ、ここか。ちょっと早いけど...まぁいいだろ｣
インターホンを押す。
夢花｢あ！A！すぐ行くね！｣
A｢急がなくていいから｣
夢花｢おまたせ！｣
少し経って、いつも通りの夢花が出てきた。
A｢ん、いーよ。
じゃあ行くか｣
夢花｢うん！｣
歩き出してすぐ...
夢花｢ねぇ、A...｣
A｢なに？｣
夢花が甘えた声を出してきた。
若干めんどくさ、と思うが、こういうとき何をしてほしいかはだいたいわかる。
夢花｢手、繋ごう？｣
A｢いいよ｣
夢花｢やった〜｣
夢花が指と指を絡めた。
夢花｢えへへ、恋人繋ぎ！｣
A｢ん、いいんじゃない？｣
夢花のことは嫌いじゃないし、そのままにしておく。
夢花｢あのね〜...｣
夢花の話を聞きながら、学校まで歩く。
A｢あの、夢花？｣
夢花｢なに？｣
もう学校ついたし、靴を変えたいんだけど...
A｢靴変えるから手、離して｣
夢花｢ええ〜｣
めんど...と思うのは隠しておいて。
さて、どうやって説得するかな。
｢お？Aくん、ラブラブだな〜｣
後ろから小馬鹿にしてくるような声がした。
A｢なんですか、トサ...黒尾さん｣
黒尾｢いま絶対トサカって言おうとしたよね｣
A｢言ってないです｣
黒尾｢なんで毎回このやりとりやってんだ...？｣
そう言ってる間も、夢花は俺の手を離さない。
｢り、り...！！｣
A｢リ？｣
誰だよ...？
山本｢リア充だぁぁ！！｣
モヒカン...山本さんが泣いている。
どこに泣く要素があるんだ。
ふと周りを見ると、俺たちはなぜか目立っていた。
主に女子がこちらを見ている。
...俺か？
ヒソヒソ、と夢花の悪口も聞こえてくる。
夢花｢.....｣
夢花がさっきより強く俺の手を握りしめる。
まぁこれだけの女子に悪口言われたらな、きついだろ。
A｢あのさ｣
こうやって言うことが良いのか悪いのかはわからないけど
A｢俺が夢花と付き合ってるから、夢花をいじ めるとかは絶対にするなよ｣
大きめの声で言えば、悪口は止んだ。
夢花｢A...！ありがとう！｣
A｢ん、気にすんな｣
すると後ろから...
黒尾｢Aくん、かっこいいね〜｣
さっそく冷やかしてくるやつがいた。
高３なのに...大人気ない...
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ゆきと - BLもみたい (2021年12月27日 11時) (
レス) @page13 id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
BS(プロフ) - 好きです(突然の告白)更新頑張ってください応援してます!!うちはやっちゃんが良いです!! (2020年2月4日 13時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
金管 - オチはやっちゃんがいいです！！ (2020年1月17日 15時) (レス) id: bf4ba58290 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐 - とても面白くて続きが気になります！更新頑張って下さい！潔子さんオチも読みたいですが、やっちゃんオチも読んでみたいです！ (2019年10月22日 3時) (レス) id: d9270308ab (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 蒼さん» ご意見ありがとうございます！参考にさせていただきます！ (2018年9月25日 12時) (レス) id: 427606bc14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mmmmgggg011/
作成日時：2018年9月13日 14時
