いつまでも相棒で【進撃の巨人】 (ページ24)

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「っ、どこ…？」

走って中庭の噴水場所に来た。
周りは人で賑わっている。小さな店も立ち並んでいる。

なんでこんなに寝ていたんだろう…
こういう日に限って寝過ごしたりするんだよな…
はぁ。

怒って帰っただろうか…。

怒っていたらそのオーラで何となく見つけ出せるはずなんだけどな…あと気配とで。

私は噴水の腰をかけるところに座る。

リヴァイに会ったらまず謝らないと…

あとが怖いからね。

これは、捜した方がいい？
いや、下手に動くのはよくないよね。

どうしよう、待ってようかな…。

「Aか？」

「…え？」

半分ネガティブ思考になりかけていた私の目の前に突然一人のチビが現れた。

男性用のグレーの浴衣を着ていて、手に芋を持っている。

「リヴァイ、」

「遅せぇよ。１時間も待たせやがって。」

「ごめんなさい…」

コツンと頭を小突かれる。痛い。

「次は気をつけろ。いいな？」

「はい…」

「おい、いつまで暗い顔してんだ。お前の好きな芋、買ってやったんだ、食え」

そう言って蒸したてであろう芋を渡される。

「いつものよりいいヤツらしいぞ」

「ありがとう、いただきますっ…」

柔らかくて、凄く熱い。
気温も暑くて芋も暑いから汗が出てくる。

「屋上、行くか？」

「ん？なんで屋上に？」

「決まってんだろ？花火を見るためだ」

「うん、わかった！」

リヴァイに手を引かれてそのまま歩いていく。
体温暑いな。っと思いながら…