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9話 ページ11

目が覚めると朝の6時をまわろうとしていた。

貴「ん〜〜…」

大きく伸びをしてカーテンを開ける。
朝日が差し込んでくる。


朝ごはんを食べ終え、身支度を整える。




……………………



車で撮影所まで移動する。

今日は同期の真斗くんとレンくん、蘭丸先輩の出演するドラマの撮影に同行することになっている。

実はこのドラマの主題歌の曲を書かせてもらったんです!



ドラマの内容というと、レンくんと真斗くんが演じる高校生2人が幼なじみの女の子をめぐる三角関係になり、蘭丸先輩はその2人の先輩にあたる恋愛ドラマだそうです。

蘭丸先輩は2人の先輩として、ドラマの中でいろいろ相談にのるそうで。


「神宮寺さん、聖川さん、入りま〜す」


そんなことを考えていると、お二人が現場に入りました。


レ「やぁ、レディ。今日は見ていくのかい?」

貴「レンくん!そうだよ。撮影、見させてもらうね(微笑み)」

レ「そっか。じゃあ、俺の事、よく見といてね」

そう耳元で言われ、思わずビクッっとしてしまった。

真「こら、神宮寺。あまりAにくっつくな」

レ「はいはい。じゃあまたね、レディ」

貴「う、うん/////」




……………………



撮影は順調に進んでいき、真斗くんが幼なじみの女の子を引き止め、後ろから抱きつくというシーンに移った。


女「ごめんなさい。私…」

真「っ!」

ガシッ←腕掴んでます

女「っ!?」

真「行かないで…くれ…」


ここで真斗くんが後ろから抱きつく…はずなんだけど…

監「カットカット」

真「すみません…」


真斗くんは後ろから抱きつこうとすると、固まってしまった。

その後、何度か撮りなおしたけど、真斗くんは後ろから抱きつくことが出来なかった。



真「はぁ…」

真斗くんはとても落ち込んでいるように見えた。

貴(なにかできることは…)

そう思い、真斗くんのもとへ向かおうとすると

蘭「おい、真斗」

真「黒崎さんっ…」

蘭「…」

真「…」

蘭「まぁ…そんなに落ち込むな」

真「はい…」

蘭「その……上手く言えねぇけど…」
「何も考えねぇで…できねぇか?」

真「というと…?」

蘭「だから…お前は、その……いろいろ考え過ぎなんだよ…」

真「はい…」

蘭「だから……何も考えずに役だけを演じろ」

真「!」「はい!ありがとうございます!」

蘭「いやっ…/////」「まぁ、頑張れよ」

真「はい!」



蘭丸先輩は真斗くんに何か言ったようで

私は蘭丸先輩のもとへと向かった。

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黒にゃん(プロフ) - 和堂 桜さん» 桜さん、コメントありがとうございます!とってもとっても嬉しいです(泣)返事の仕方がいまいちわからなくてお返事遅れてしまいました…。更新頑張りたいと思います! (2015年7月16日 21時) (レス) id: 4170f7671b (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜 - 初めまして!とっても面白くて評価しちゃいました!更新頑張ってください! (2015年7月12日 9時) (レス) id: 3003df8606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒にゃん | 作成日時:2015年7月11日 21時

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