幼馴染は…

再会　仁side ページ6

Aside
右手にナイフを隠しながら男は私に近づいてくる

周りの観客は気にしていない

今が私を殺す絶好のチャンス

とでも思っているのかしらね

それにしても本当に哀れな人

自分ができなかったことをする人を恨んで殺す…

クズの象徴とも言えるわね

そんな呑気なことを考えていると男は私に向かって走り出してきた

そして今まで隠し持っていたナイフを取り出し、

男「死ねええぇぇぇぇぇ」

と大声でいいナイフを私の脇腹目掛けて突き刺した





はずだった

そう、私は刺される寸前にナイフを蹴り飛ばしたのだ

今まで呑気にピアノを弾いていて気付くはずもないと思っていた男は酷く困惑していた

そしてそれを見ていた周りの観客は何が起きたか分からず困惑していた

そんな男に私は

『最近駅でピアノを弾いている人をナイフで刺し殺しているのは貴方ね』

『才努夜さん？』(さいどないと)

男は自分の名前を言い当てられ動揺を隠せずにいた

夜「なっ何で俺の名前を知っているんだ！」

夜「そっそうだこいつは俺のストーカーだ！」

夜「だっ誰か警察に通報してくれ」

そう大声で言った

周りの観客は呆れてものを言えずにいた

私はも呆れながら言ってやった

『誰が貴方みたいな人をストーカーするもんですか』

『勘違いもいいところよ』

夜「じっじゃあ何で俺の名前を知ってやがる！」

夜「やっぱりスt『ネスト序列15位』へっ？」

『私はフランレインの探偵よ』

そう言い放つと男の顔は青ざめていき

夜「そっそんな…」

と言い男は呆然としていた

私は後が面倒なのですぐに警察に通報した

数分後

警察は男を連れて去って行った

周りの観客は終始呆然としていたが警察が去った後一人、また一人と去っていき

残るは私とホークアイズのメンバーになった

仁side
Aがネスト序列15位と言ったときどこか負けた気がして悔しかった

だがAの事件解決までの速さは小さい事件といえどさすがと言えるものだった

数分経って警察が来ると観客が少なくなって行った

それを合図に俺はAの方に足を進めた

『久しぶりだな』

俺に背を向けるAに言った

Aは俺の顔を見ると少し驚き

A「久しぶりね仁」

と優しく言った

これが俺の幼馴染との再会

再会 (名前)side→←事件

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す