男子高なんて聞いてないです(泣)【歌い手】

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そらるside


俺達は、待ち合わせ場所に向かった。


そこには、ろんと後ろに隠れてる人がいる


多分、A、か？


でも顔が見えないからわからない……


Aなのかな……




ろ「もー、そらるさん！数人来るんだったら昨日連絡してくださいよ！」



そ「ごめんごめん(笑)。それより、その、後ろにいる子がAちゃん？」



わからない。



違うAかもしれない。



だからわざとちゃんをつけた。


ろ「あー！そうそう！Aだよ！ほら、Aいい加減出てきてー」


？『えぇ…分かったよぉ……』



その声は紛れもなく


A。だ。


みんなも気づいたみたいで



ま「A……？Aなの！？」




小声で聞こえないがこう言ってるみたいだ。



チラッっとこちらを覗いている。



大人っぽくなってるな…、




まぁ10年前にあった時の顔しか見てないからそりゃそうか。


『あ、え、えっと！”はじめまして！”結月Aって言います！よろしくお願いします！』



結月、A。



紛れもなくAだ。



確定だ。


そ「A…？」




『はい？A、ですが。』



う「俺らのこと覚えてないの？」



『？、誰でしょうか？』




俺らも成長したし、



昔と違うのかな。



分からないんだろうか。


そ「うらたくん、多分もうわからないんだよ…」



ま「そんな……」



これは、Aに聞かなきゃいけないことがあるな……

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