４章『フルミンウォーレ魔法学校へ』５ ページ25
周りには、同じようにテレポートした生徒たちが続々と同じ方向に向かって歩いていた。
リリシアたちのように、大人が引率しているのはごくごく一部で、大半は子供だけだ。
リンテラストに付き添われて到着した場所は、小柄な魔女と魔法使いが立っていた。どちらも少し髪に白髪が混ざっている。
そこまで来ると、リンテラストは二人に向かって「私はここまでです。これからは他の新入生と一緒に行動します」と言って離れていく。
「あ、ありがとうございました！」
慌ててリリシアがお礼を言うと、優しく微笑んでリンテラストは校舎の方へと歩いて行った。
「リンテラストも行っちゃったねー」
「ええ…」
そんな会話をしていると、見知った顔が一人現れた。
深紅の瞳と、柔らかなブロンドの髪が日差しを受けて煌々と輝いている。フェリックス・へーデンベルクだ。
フェリックスもこちらに気付いたのか、片手を上げて挨拶をする。
「やあ。ヘレンと水狐のプリゼノのリリシア」
言った後に意地悪く笑うフェリックス。
「別にそこまで言って欲しい訳ではないのよ？火狼のプリゼノであるフェリックス」
「何だって？」
リリシアとフェリックスの間にどす黒い空気が漂う。
これはまずいと思ったヘレンは慌ててリリシアを引っ張るとフェリックスに向かって微笑んだ。
「また後でね！」そう言うとリリシアを引っ張って人混みに紛れる。
「何であんなにムードが険悪なの？」
「さあ？知らないわ？」
そう言って肩をすくめるリリシア。ヘレンは「嘘ばっかり」と言って溜息をついたのだが。
二人がそんなやり取りをしている間に周りの新入生も続々と集まっていた。
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コヨリ - たかさん» スプラトゥーンと全く関係ないですけどね(笑)。今後ともよろしくお願いします。 (2016年7月20日 22時) (
レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
たか - 新作来たー (2016年7月20日 19時) (レス) id: 1f4e2973eb (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - コヨリさん» あ、更新ヤッターって意味なんで大丈夫です。 (2016年7月17日 11時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
コヨリ - 阿須波さん» 最低一回は一日に更新するようにします…よほどのことがない限り (2016年7月17日 11時) (レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 更新♪ (2016年7月16日 19時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
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