２章『魔法界からの使者』７ ページ12
今の魔法は、何なのだろうか。私にも使えるようになるのですか？とリリシアは聞いてみる。
リンテラストは笑って「はい。これは風魔法の文字伝達魔法と言います。二年生辺りで教える予定ですのでお楽しみに」と返した。
それから真顔に戻り、今後の話をしようと口を開く。
「今日は、私はこれにて去ります。三日後に再び迎えに参ります。その時までに準備しておいて下さい。魔法界へと旅立ちます」
「魔法界へ？どうやって？」
リンテラストは、無言で森の方を指差した。その方向には、ただ鬱蒼と茂る薄暗い森があるだけだ。
「この森は、実は貴重な人間界と魔法界を繋ぐテレポートポイントなんですよ。貴女も見たことがあるのではないですか？テレポートポイントに向かう魔法使いの姿を」
…それは、たまに見かけたマントを羽織った人間たちのことだろうか。
あれは、テレポートポイントに向かう魔法使いだったのか。
全ての出来事が、’’魔法’’というキーワードによって糸のように繋がった。
「では、私はこれにて…。貴女が我がフルミンウォーレ魔法学校に入学されることを心待ちにしております」
そう言い残すと、リンテラストはまた深々とお辞儀をし、その瞬間シュンッと音をたてて消えた。
「……………………………………………」
私は、魔法族だった。
プリゼノと呼ばれる、精獣水狐の力を受け継ぐものだった。
これから、私は魔法界に行く。
＿やっと、外の世界を知れるんだ！
リリシアは、弾む足取りで準備を始めた。
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コヨリ - たかさん» スプラトゥーンと全く関係ないですけどね(笑)。今後ともよろしくお願いします。 (2016年7月20日 22時) (
レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
たか - 新作来たー (2016年7月20日 19時) (レス) id: 1f4e2973eb (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - コヨリさん» あ、更新ヤッターって意味なんで大丈夫です。 (2016年7月17日 11時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
コヨリ - 阿須波さん» 最低一回は一日に更新するようにします…よほどのことがない限り (2016年7月17日 11時) (レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 更新♪ (2016年7月16日 19時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
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