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────・・・ちゃん、起きて




ん〜まだねむい〜







──・・フフッ 晩ごはんたべてくかー?





やったぁ!北山さんの晩ごはん・・・・







ばんごは・・





「んんっ」







北「おはよ、眠り姫」





「・・・・・・・ほぇ?!」





北「まぁーだ寝ぼけてんな〜フフッ」


そう言って私のほっぺをムギュっとつままれた



「す、すびませんっ」


デ、デジャブ?!
またしてもやらかしてしまった…




「看病するとか言って一緒に寝ちゃって…」


隣にはスヤスヤ寝てるユナちゃん



北「いや、Aちゃんも仕事で疲れてんのに悪かったね」




「北山さん…」




北「でもユナ見ててくれるって言ってくれて嬉しかった」

ソファの前に膝をつきユナちゃんの頭を撫でながらこちらを見た


「出しゃばってすいません…でもユナちゃんの心細さとか分かるので…」




北「え…」



「私の家、母がピアノ教室やってて…学校帰って来ても夕方から夜は教室でいなかったので…」



「小学校位まではお母さんと一緒に居られると、頑張ってピアノやってたんですけど…コンクールとか出ても先生の子どもだから上手くて当たり前みたいになっちゃって…高校卒業する頃にはもうやめたくて仕方ありませんでした…ハハッ」




北「Aちゃん…」




「だからユナちゃんひとりになるのほっとけなかったんです…」



北「ごめん…」



「い、いえっ!謝らないでくださいっ!謝るのは勝手に北山さんの家庭事情に首突っ込んでる私の方ですし…本当にすみません」



少しの沈黙の後



北「Aちゃん…」



そう呼ぶと顔に北山さんの大きな手が添えられた









お顔がだんだん近づいてきて…





ギャァ〰〰〰!!

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作者名:みぃ | 作成日時:2017年10月16日 12時

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