3曲目 ページ5
Asaid
私は鬼から逃げて来たこと。母が鬼に食べられてしまったこと。父から暴力を振るわれていたこと。私の持っている歌声のこと。など色々話した。
音源さんは父のように暴力を振るわずに最後まで真剣に話を聞いてくれた。話していると自然と涙が出てきた。
『あ、あの…ごめんなさい……』
急いで止めようとすると、余計に出てくる。
『(どうしよう…早く止まって……)』
音「大丈夫だ。辛かったな…」
どうして…こんなに優しくしてくれるのだろう。
こんな出来損ないに…何故か母を思い出してしまう。この人は信じても良いのかな……?
私は、込み上げてくる悲しい思いを抑えられず泣いてしまった。
『…………あ…す、すみません…』
音「お前は、よく頑張った…」
この言葉を聞いて恥ずかしい程に涙が止まらず泣き続けた。
私はこの日から音源さんの家に住ませてもらう代わりに音源さんのお手伝いをする事になった。
それから音源さんの家での暮らしに慣れた頃に話があると呼び出された。
正直とても不安だった。例えばこの家を追い出されるとか……どうしよう…
なんて事を考えていると音源さんが私の前に座った。
『あの、お話って……』
すると、音源さんは真剣な眼差しでこう言った。
音「お前は鬼が憎いか?」
『お、鬼…ですか……?』
予想外の問にびっくりした…確かに鬼が居なければ母を失わずに済んだかもしれない…切り裂く様に胸が痛い。
『はい…憎いです……』
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新しいお話を書けず本当にすみませんでした…
これから少しづつですが更新していくので
読んで感想を書いてくれると嬉しいです!
あと、名前をかえました!
恋遥と書いてこはると読みます。
これからもよろしくお願いします!
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恋遥 - 名前をかえました!紛らわしくなるかも知れませんがこれからもよろしくお願いします (2020年3月20日 17時) (レス) id: c9620ab55c (このIDを非表示/違反報告)
麗華 - すみません アドバイスありがとうございます! (2020年3月5日 21時) (レス) id: c9620ab55c (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - あの、オリジナルフラグが付いていますよ。ルール違反なので外してください。お話としてはとても面白かったです! まだプロローグと設定だけなのに続きが気になってしまいます。続き、楽しみにしていますね! (2020年3月5日 20時) (レス) id: a6aff5c4e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋遥 | 作成日時:2020年3月5日 19時