獄卒少女が2人 ページ3
『でもまあ、私は置いといてさ、佐疫も田噛も頭切れるからうってつけじゃない?』
「お前も十分頭良いだろ」
『まあね!』
これでも頭いいですから。
ドヤ顔を田噛に向けるとベシっと頭叩かれた。
解せぬ。
「___派遣させる高校は既に指示が出されている。
佐疫には京都の洛山高校、
田噛には東京の誠凛高校、
叶多には神奈川の海常高校だ。
佐疫、田噛、叶多にもしもの事があれば、斬島達にも向かわせる。いいか?」
緊急事態に斬島達が来てくれるのは助かるなあ。
「えぇぇ、俺1人だけ近畿か………なんだか寂しいな」
えっ佐疫可愛いこと言うな。
マイエンジェル。エンジェル佐疫。
『えっ佐疫可愛いこと言うな。
マイエンジェル。エンジェル佐疫』
「…………?」
「叶多。心の声漏れてる」
「えっまじか」
「俺は可愛くないよ」
「エンジェルという単語には突っ込まないのか」
苦笑いする佐疫。
そんな所が可愛いの!!
「東京……生者がわんさか……だる」
『あーーー、うん、頑張ろうよ、田噛』
「なーーーなーーー田噛!!お土産待ってるぜ!!!」
「なっっ、平腹!任務だぞ!」
『まあまあ、災藤さんも任務帰りにお土産買ってきてくれるし………私達もお土産、持って帰るからさ、ね?』
「ぐっ………」
正論を突かれたのか、谷裂は直ぐに黙り込んだ。
はっ、ざまぁ。
そんなこんなで、私達獄卒3人は、現世に行くことに。
『ところで、名前どうするの?どうせ転校生とかいうポジションで学校行くわけでしょ?』
「たっ、確かに……叶多は姓じゃなくて名前だから、苗字考えれば良いけど…佐疫と田噛はまず苗字から直さないとね」
まあ当たり前の話だけど、佐疫と田噛はまず苗字を変えないと怪しまれるからね。字体的に。
『佐疫は『佐伯』で、田噛は『田上』だとして___』
私は紙にさらさらと佐疫→佐伯、田噛→田上と書いていく。
え、肋角さん?私達はもうとっくに肋角さんの部屋から出て、広間に固まってるよ(ニッコリ)
『んーーー、あんまり考えるのに時間かけたくないし、………あ!
目の色から取るのはどう!?』
「あーー………もうそれでいいんじゃね?」
「そうだね。たかが偽名だしね」
佐疫が「たかが」って言った………!!
なんだかある佐疫のブラックな部分を覗いた感じがする……。
「ならば、佐疫は空色、田噛は橙色…か」
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裏樋 - 面白いですね!!頑張って更新してください!! (2019年11月14日 16時) (レス) id: 2f0207181c (このIDを非表示/違反報告)
沖司美夜(プロフ) - ねむねむさん» こんにちは、コメントありがとうございます。読んで頂いて、面白いと言っていただき感動で色々とヤバいです(語彙力の欠如)気分屋ののんびりとした更新ペースですがこれからも読んでいただけると嬉しいです。( ´ω` ) (2017年11月26日 11時) (レス) id: bf4ebf6ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 面白いです。応援してます。更新頑張って下さい! (2017年11月23日 17時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美夜 | 作成日時:2017年8月9日 22時