episode.45 ページ45
スネイプが昼食を取りに大広間へ誘ったがAは自身で作ると断り、自室に戻った
夜にスネイプが何処か呆れたような顔をしてAの部屋に入ってきた
｢ポッターにファイアボルトを届けた輩がいるらしい。ミネルバがシリウス･ブラックからだと考えて呪いの確認をしている｣
『……そうですか。恐らく呪いは掛かっていませんよ。贈り主はシリウス･ブラックでしょうけどね』
ﾄﾞｻﾘといつもより乱暴にソファに座ったスネイプの前に紅茶の入ったカップを置いてAが言葉を返す
｢何……？｣
スネイプが腰を浮かしてずい、とAに顔を近づける
『ハリーの名付け親なんでしょう？一度ホグワーツへの侵入に成功しているのなら二度目は簡単でしょうから。ハリーの箒が壊れたのを見ていた可能性もあります』
｢だがあれから警備は更に厳しくなっているが？｣
『ホグワーツに侵入すること自体はさして難しくはありませんよ』
｢……何だと？｣
更に顔が近づけるスネイプにAは困ったように眉を下げてスネイプの肩を軽く叩いた
その近さにようやく気づいたスネイプがｺﾎﾝと誤魔化すように咳払いして腰を下ろした
『外部からの侵入方法は今思いついただけでも何通りかありますね。吸魂鬼にバレずにとなると1つだけですが心当たりがあります』
頬に手を添えてわざとらしくｺﾃﾝと首を傾けたAが告げた言葉にスネイプがそんなにもあるのか、と目を見開く
｢その方法は｣
『言いません。校長なら気づいてますし、今のところは泳がせるつもりでしょう』
Aの目は伏せられており、何を考えているのか分からない
ソーサーからカップを持ち上げて口元に持っていく様子をじっと見ているスネイプにAは小さく笑った
『そんなに見られると恥ずかしいですね』
｢……すまない｣
『いえ。そうですね……まあ、夏季休暇に入る前には解決しますよ』
バツが悪そうに視線を逸らせたスネイプにAはそこまで気にしていないと首を振った
｢見たのか｣
『はい。"狼と犬は裏切った鼠を追いつめる"……教授にだけ大ヒントですよ？』
そう言ったAはお茶目にウインクしてカップの中身を呷った
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みや(プロフ) - 麻さん» コメントありがとうございます！更新を止めて暫く経つのにコメントくださったんですね。嬉しいです^^*続き更新しました！これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (
レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - サキさん» コメントありがとうございます！やめなくて大丈夫なように頑張って続き書きますね！これからもよろしくお願いしますね^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - クリさん» コメントありがとうございます。かっこよくて、たまに可愛い教授を目指して書いているのでそう言っていただけて嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます。いい意味で捉えます！ありがとうございます^^*これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - きぬさん» コメントありがとうございます！ようやく更新致しました！！これからもよろしくお願いします^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2018年6月27日 16時
