episode.35 ページ35
昼食前には調合が終わり、ゴブレットに入れられたそれをスネイプが持っていこうと手に持った
｢行くぞ｣
『え？』
｢ルーピンにはレティーツィアが調合していることは伝えている｣
いつの間に、と思ったがAは何も言わず扉を開けて支えているスネイプの元に駆け寄った
ルーピンの部屋に行くまでどちらも話すことなく、スネイプが扉をノックした
｢どうぞ｣
ルーピンの声にスネイプが扉を開けて入っていくがAは部屋に入らず部屋の前で待機することにした
｢ああ、セブルス。どうもありがとう。このデスクに置いていってくれないか？｣
部屋の中からルーピンとスネイプのやり取りが聞こえる
といってもスネイプの返答はつれないものだが
｢セブルス、ありがとう｣
｢礼には及ばん。言うならあいつに言え｣
｢そうだね。彼女は一緒には？｣
｢来ていない。今は寝ている｣
スネイプの言葉にAは思わず声を上げそうになったが、すんでのところで喉奥に押しとどめた
出てきたスネイプにじとりとした目を向けるがスネイプはそのまま地下に戻っていく
そして私室に入ってからようやくスネイプが口を開いた
｢仕方が無いだろう。あの場にはポッターがいた｣
『……それもそうですね。でもよくあんな咄嗟に嘘が出ましたね』
Aの言葉にスネイプは鼻を鳴らし、杖を振ってテーブルに紅茶を出した
これ以上その話はしないという分かりやすい意思表示にAは少し笑って自室に戻りスネイプ用に別に作っていたお菓子を持って来た
｢これは？｣
『ウェッソス･デ･サン･エスペディートです。ｶﾘｶﾘ、ｻｸｻｸした食感が特徴のスペインの揚げ菓子で、聖者の骨をイメージして作られた形のお菓子ですね』
｢今度はスペインか……よく作れるな｣
スネイプの感心したような呆れたような顔にAは満面の笑みを返した
夕食時に双子から両手で抱えきれないほどのハニーデュークスのお菓子を貰った
｢でも姫、本当にいいのかい？｣
申し訳なさそうな顔をするフレッドの言葉にAは頷いた
｢それにしても多すぎる気がするけどな｣
"先行投資。お駄賃だと思えば？"
｢年下から？しかも10ガリオン以上も？｣
Aは双子がホグズミードに行く前にお返しとは別にたくさんのお菓子を買ってきて、とお金を渡してお釣りは自由に使っていいと言った
Aに譲る気が無いのは分かっている双子は新しいグッズは最初に見せるという条件で承諾した
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みや(プロフ) - 麻さん» コメントありがとうございます！更新を止めて暫く経つのにコメントくださったんですね。嬉しいです^^*続き更新しました！これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (
レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - サキさん» コメントありがとうございます！やめなくて大丈夫なように頑張って続き書きますね！これからもよろしくお願いしますね^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - クリさん» コメントありがとうございます。かっこよくて、たまに可愛い教授を目指して書いているのでそう言っていただけて嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます。いい意味で捉えます！ありがとうございます^^*これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - きぬさん» コメントありがとうございます！ようやく更新致しました！！これからもよろしくお願いします^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2018年6月27日 16時
