episode.3 ページ3
家に帰るとAはすぐに浴室に向かおうとしたがスネイプに止められる
起きたばかりだから危ないと言うスネイプにAは寝てたからって2ヶ月もお風呂に入ってないのは許せない！と凄い剣幕で言った
『なら教授が一緒に入って見張ればいいでしょう！！』
｢何故そうなる！？少しは恥じらいを持たんか！｣
やけくそ気味にAが叫んだ言葉にスネイプが怒るが、目元が赤らんでいるために怖さは半減している
『2年前に一緒に入ったじゃないですか』
｢あの時はお前が勝手に入ってきたのだろう！！｣
なんでこんなにも危機感が無いんだ、とスネイプは頭を抱えたい気持ちになった
｢あの……私めがお嬢様をお清めいたしましょうか？｣
自身の足元から聞こえた救いの声にスネイプはそういえばその手があったなとフロルの存在を思い出す
｢……ああ、そうしてくれ｣
『そうだね。フロルなら家族だし同性だから問題ないか』
Aの家族という言葉に嬉しそうな顔をして張り切った様子のフロルに連れられてAがリビングから出て行く
スネイプはソファに腰掛けフロルが用意していった紅茶を飲みながら、これまたフロルが用意した薬草書を読み出した
1時間ほどしてからようやく出てきたAはほくほくとした顔で肌も心なしかﾂﾔﾂﾔと艶めいている
その傍らでフロルがやりきった感を出して満足げに自らが磨きあげたAを見ていた
『ご飯は私とフロルで作ろうか。教授はお風呂に入っててください』
ﾆｺﾆｺと笑顔で言うAに逆らえるはずもなく、スネイプは言われるがままに部屋を出ていった
あまり時間を掛けずに風呂から出て来たスネイプが見たのはテーブルの上に所狭しと置かれた皿たち
『教授、早いですね』
｢作りすぎではないかね？｣
『久しぶりに作ったら楽しくなってしまって……』
頬を掻いて少し恥ずかしげにはにかんだAにスネイプが溜息を吐く
怒られると思ったAが眉を下げるがｸｼｬﾘと頭を撫ぜられるだけだった
『教授？』
｢早く食べないと冷めてしまいますぞ｣
ふい、と目を逸らして席についたスネイプを見てAもすぐに椅子に座った
スネイプと食べる久しぶりのご飯はとても美味しく感じた
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みや(プロフ) - 麻さん» コメントありがとうございます！更新を止めて暫く経つのにコメントくださったんですね。嬉しいです^^*続き更新しました！これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (
レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - サキさん» コメントありがとうございます！やめなくて大丈夫なように頑張って続き書きますね！これからもよろしくお願いしますね^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - クリさん» コメントありがとうございます。かっこよくて、たまに可愛い教授を目指して書いているのでそう言っていただけて嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます。いい意味で捉えます！ありがとうございます^^*これからもよろしくお願いしますね。 (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - きぬさん» コメントありがとうございます！ようやく更新致しました！！これからもよろしくお願いします^^* (2020年2月24日 19時) (レス) id: d3ef9add41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2018年6月27日 16時
