貴方が「死にたい…」と自分を貶した ページ41
「私は生きてる価値が無いから死んだ方がマシなんだよ…」
中島敦
「何で、そう云うんですｯ」
ネガティブ発言を吐き捨てる貴方を彼は
ギュッ、と優しく抱き締める。
「僕が生きてて良いって価値を与えます」
彼の暖かい言葉に貴方は思わず泣く。
太宰治
「なら、私と心中してくれるかい？」
彼の言葉に迷いも無く頷く。
「…本当に良いのかい？」
私は居なくなった方が良いの、だから良い、と云う貴方の目にハイライトは無い
「逝こうかAちゃん」
貴方の手を取る＿＿。
江戸川乱歩
「そんな事云わないでよ」
彼からの大目玉を喰らった貴方。
「僕には君が必要だ」
翠色の瞳が貴方を除く。
「だから、二度とこんな事を云うな」
国木田独歩
「…何故？」
一つ溜息を吐き、貴方に問う。
もう生きて行く事に疲れた、と貴方が云う。
「そうか、だが然し悩み事が合ったら隠さず人に相談しろと当たり前では無いのか」
何故か長々と説教をされる。
これからはきちんと相談をして欲しい、と思う彼。
谷崎潤一郎
「ダメだよAちゃん」
貴方の両手を優しく握る。
「そんな簡単に死にたいとか云っちゃあ…」
眉を顰め、何とか貴方を説得する。
「ボクと一緒に生きよう？ね？」
少し彼に心を救われた貴方。
芥川龍之介
「僕よりも先に逝こうするとは…」
愚かな者だな、と彼に見下ろされる。
「何故そんなに死にたがる」
貴方と同じ視線までしゃがみ問う彼。
今日の彼の瞳は一段と真剣だった。
中原中也
「何かあったのか？」
心配そうに貴方の顔を覗く。
彼がそう云うも何も云わない貴方。
「A、俺そんなに頼りねぇか？」
遠慮なく頼って良いんだぜ、と貴方の頭を撫でる
森鴎外
「A君が元気では無いと矢張り私も元気が出ない」
貴方の小さな背中を優しく摩る。
その隣で小さな身長にも関わらず貴方の頭を
優しく撫でて居るエリス。
「一体如何したんだい？ほら、云ってくれ給え」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月華(プロフ) - 獅子座さん、こんにちは。リクエスト停止中なのですね。知らずにいて申し訳ありませんでした。解除になりましたら、またリクエストさせていただけたら嬉しいです。 (2022年9月21日 12時) (
レス) id: 216fbd3da5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - なんで夢主が告白して〜後悔したって奴消えたんですか？ (2022年9月20日 13時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 獅子座さん、こんにちは！久しぶりにリクエストをしようと思うのですが大丈夫ですか？忙しかったり、リクエスト沢山あって受けられない状況だったりしますか？ (2022年9月18日 14時) (レス) id: 216fbd3da5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夢主は文豪と2人で任務に出かけた時に殺されたと言う設定にして下さい！ (2022年9月18日 9時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夢主が亡くなる寸前に泣きながら「私〇〇(さん)が好き、もしもまた人間に生まれ変わる事が出来たら私のことお嫁さんにしてくれる？」と言ったらとこの続きで来世で2人が出会ったらをお願いします！ (2022年9月18日 9時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：獅子座。 | 作成日時：2022年8月8日 20時
