嫌われ者の私が歌い手になった理由。

本番 ページ16

「 ああ〜 ！！！遂に来た！！この日！！」

いつもの様な憂鬱な気分ではなく、とてもワクワク感で胸がいっぱいだった。

そう、ヘラ生の日なのだ。

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ、ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

という音と共に、会場へ近づいていく 。

今はこの音さえもとても心地良い。

「うあああ 、ここが ...！！」

ヘラ生の会場、「幕閉メッセ」

リハーサルの為、ステージにあがると、当たり前だろうが、配信している時より何倍も緊張する。

配信する時は顔を隠してしている為、そういう点でも緊張する。

勿論、マスクとトレードマークの星のピン留めを着けているが。


そわそわしていると、煉斗が来た。

煉斗「おはよう。お互い頑張ろう。」

「うん。頑張ろ」

ヘラ生はとても楽しみなのだが、唯一気になることが一点だけ。

「緑 、来るのかな...」

一松兄さんには一応チケットを渡した。良かったら見に来て欲しかったから。

でも、緑と一緒に来そう、というか絶対来る。

こわい。

緑はいない、緑はいない。と信じ込ませるだけ。

他の対処法は、無い。

私は、私の出来ることをすれば良い。

いつも通り、私の歌声で。

なのに、いつも通り歌えないのは何故？

緊張するから？

初めてのステージだから？

いや、違う。

緑にバレないかが心配でたまらないのだ。

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お久しぶりです、雅ﾁｬﾝです。

最近更新ペースが遅くて申し訳ないです。

打ち切りにはしたくないので、更新ペースあげようと頑張りますが、どうぞ宜しくお願いします。

話のネタ、応援コメントなど頂けると幸いです。

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