20.5、クリスマスなんて ページ8
冬休み初めの部活、12月24日の昨日。
「え、クリスマスパーティーですか?」
「そう!部活後にみんなでやろうって話になってて。
Aちゃんもいいかな?」
「いいですねぇ、やりましょ!!」
と、潔子先輩に言われたのが昨日。
そして今日は、
「すみません潔子先輩…、これは…?」
「二、三年と一年が賭け…?をしたらしくて、負けた方の学年が相手の選んだ衣装を着るってルールだったみたい」
「それで、なんでこれなんですか?」
「みんなの衣装は用意出来てたけど、考えてみたらAちゃんも一年だったって言って今さっき渡された」
「買ってあったの!?絶対潔子先輩用でしょ!?」
「まぁまぁ、私もAちゃんのこの衣装姿見てみたいし、ね?」
「くっ…くそぉ…」
ーーーー
「がははははははは!!やべぇよ一年!!」
「ぷっ!!よく似合ってるよく似合ってる!」
「…これ、選んだの田中先輩ですか?」
「ああ!流石俺のセンス!!」
男子バレー部貸切の学校の個室の一部屋、そこでは先ほどから準備をしていた二、三年と、先ほど来た1年組で、もう賑わっていた。
田中先輩と西谷先輩をリーダーとした2年生のメンバーで選んだ衣装に身を包んだ4人は、全員顔が真っ赤であった。
日向はヒヨコの着ぐるみに身を包み、
影山はマッチ売りの少女、
山口はサングラス付きのチンピラみたいな格好に、
月島はまさかの角付き大魔王の衣装。
「月wしっwまwよく似合ってwwるよww」
「うるさいです先輩」
3年の先輩たちも必死に笑いを堪えて買って来た菓子を広げる。
「そういえば龍、さっき潔子さんに何渡したんだ?」
「あぁ、そういえば一ノ瀬も一年だって昨日思い出して、姉貴に言ったら友達とのクリパで買ったやつがあるって貸してくれたから、それを一ノ瀬に着せてくれって」
田中のその言葉に、顔を伏せていた全員が顔を上げる。
「一ノ瀬には何を着せるんッスか?」
影山が前に出て田中に聞くが、後でのお楽しみと言って田中は椅子に座る。
田中以外はその事を知らなかったため、全員がそわそわとしだす中、扉が開いた。
「おまたせ。そっちは終わった?」
「おお清水か。こっちは終わってるぞ」
「任さちゃってごめん。じゃああとは…、ほら」
「わぁぁあ!!潔子先輩引っ張らないでくださいやっぱり私には似合わないですから!!」
清水の後ろから、見慣れないヤツが出てきた。
20.5、クリスマスなんて……→←【IF】烏野1年が告白するそうです。あとがき
2897人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
S(プロフ) - また見返してました笑続き待ってます!!! (10月24日 20時) (レス) @page13 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 続き待ってます! (8月31日 23時) (レス) @page13 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
AKU(プロフ) - 続き待ってます! (8月23日 23時) (レス) @page13 id: 7e29cefaa6 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - もっと続きが観たいです! (2023年3月13日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
すがちゃん - インターハイとか春高とか見たかったー(´;ω;`)ウゥゥ (2023年2月12日 13時) (レス) @page13 id: ef7d209e46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宮 | 作成日時:2016年12月2日 20時