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22、お疲れさま ページ12

体力バカとはあいつらのことか。


あれから何時間も経ち、何回も試合が行われた。

まあ音駒が勝ってそれに抗うみたいに日向のもう1回が続いたんだけど、烏野全敗。


もはやみんな虫の息。流石に日向も怒られてる。


監督達の支持に従ってみんなが片付けを始めた。


あちこちで音駒の部員と烏野の部員が絡んでるのを見て色々とホッとした。


片付けが終わり、監督たちの互いの挨拶を済ませ、いよいよ音駒はここを去る。


色んなところから怒号や泣き声など聞こえてきて、これで1日が終わるのかとやっと体感した。


「A…」

「ん、あぁ研磨か。どしたの?」

1人ぼーっとしていた私の前に研磨が来た。

「いや、今日、マネージャーお疲れさま。…ありがとう。手、出して」


そう言って私の手を掴み何かを置く研磨。


「なになに婚約指「違う」
…知ってた」

「はい、お礼」

「あ、これ私が欲しがってたキーホルダー」

「あげる」

フッと笑う私の従兄。やだもう天使っ!!!!

きゅぅぅうん!っとなってる私の前に次々と音駒の人が来る。


「研磨だけ先にずるいぞー
Aちゃん、今日1日ありがとな!」

「ありがとうございました!」

「お疲れさまです!」

みんなが私の手に色んな物をお礼と一緒に置いていく。

飴玉やお菓子類、キーホルダーなどがこんもり。


「わぁぁ…こんなに。私役不足だったのに」

「そんなことねーよ!」

「そーそー」


「あれ?みんな抜け駆け?じゃあ俺が最後だな」


みんなの後ろから大地先輩と挨拶を済ませた黒尾が私に歩み寄る。


「今日はありがと。俺からのプレゼント」

そう言って私の手に載せたのはちょっと洒落た小さなお菓子袋。

「…お前どっかで買ったでしょ」

「ありゃバレた?」

「私が断るとか考えなかったの?」

「だから監督に相談したんだろ」

「…」

一際目立つプレゼントを見ながら最後にみんなにお礼を言う。

音駒のみんなが帰るのを見送った。


「…アンタ何者?」

「は?」

横にいた月島くんにジト目で見られながら問われる。

「音駒と知り合い、しかもそんなお礼まで。見た目に寄らず尻軽?」

「人をクソ女みたいな言い方しないでくれます?」

ふんっ、と月島くんは機嫌を悪くして行ってしまった。


「一ノ瀬さん」

「何、山口くん」

そっと寄ってきた山口くんが口元に手を添えて口を開いた。


「ツッキーと影山、試合の時から機嫌悪いみたいだから、気にしなくていいよ」

「…八つ当たりかよ」

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S(プロフ) - また見返してました笑続き待ってます!!! (10月24日 20時) (レス) @page13 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 続き待ってます! (8月31日 23時) (レス) @page13 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
AKU(プロフ) - 続き待ってます! (8月23日 23時) (レス) @page13 id: 7e29cefaa6 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - もっと続きが観たいです! (2023年3月13日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
すがちゃん - インターハイとか春高とか見たかったー(´;ω;`)ウゥゥ (2023年2月12日 13時) (レス) @page13 id: ef7d209e46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年12月2日 20時

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