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ページ5

A「!!!!」

バッと腕で目を隠す
何も言えずにただ追い詰められていく

頭の中ではどうすればこれ以上嫌われないかを考えているだけで、その場から逃げ出す事なんてまったく考えられなかった

彼が近づいてくる、どんどん、どんどん

今つかまって嫌われるのが怖くて、後ろに後ずさる

どうしよう、どうすればいい!?
そんなことを考えていたらあっという間に壁にぶつかる

その瞬間、目を隠していた腕をつかまれた
反射的に影山のほうを向いてしまい目があう

影山は眉間にしわをよせて私をじっと見ていた

影山「……やっぱ泣いてんじゃねーかよ…」


A「…だって…………」


影山「……だって…なんだよ…………」


A「…好きな人に嫌われたら悲しいに決まってるでしょ……!」


影山「!!!!」


彼の目が大きく見開かれる

すぐに後悔した。なんでそんなこと言ってしまったのか
こんな時に彼の分厚い壁を壊しに行ってどうなるというのだ


もう逃げよう、それしかない
そう思って、立ち上がり走りだそうとすると、つかまれていた腕を引っ張られ
あっけなく彼につかまった

後ろから彼の体温を感じる
近い近すぎる

振り向こうとすると低い声で脅される


影山「こっちむくんじゃねえ」


ビクッと体が震える
何を言われるのか、嫌われてしまうかという恐怖とこの状況に期待をしている自分がいる
ダメだ、違う、そういいきかせても体の熱は上がっていくばかりだ

小さい間があき、彼が口を開いた


影山「…………お前……俺のこと好きなのか…?」


A「!!!!」


かなりの直球だった、でもこれ以上隠しきれないそう思った


A「……他に誰がいんのよ…」


影山「!!!!……おう……」


また沈黙が続く
もしかしてふられた……?
そう思い始め泣きそうになっていると


影山「…………もだ…」ボソッ

なにかを呟いた影山

A「……へ…?」


影山「……俺もだぼけえ…………」


A「………え?どうゆうこと?」


影山の言葉に本心がもれる


A「え?なんで?え?なに?」


完全に頭の中はパンクしていて影山も私の態度が気に食わなかったのか


影山「だから俺もお前のことが好きだって言ってんだろーがあああああ!!!!」


最終的に叫び、バレー部全員に私達の事がばれてしまった。





















分厚い壁


(っ!!!!影山のばかあああ!!)

(なっ!!ぼけえええAぼけええええ)

愛の言葉は嘆くもの+及川徹→←+



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設定タグ:ハイキュー!! , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Machya | 作成日時:2018年5月30日 7時

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