六年生､天然人たらしの高嶺のお花ちゃん 【忍たま】

さらば忍術学園の段【伍】 ページ10

朝になり､乱太郎からの合図が届いた






「よーい...発射！」




掛け声と共に昨日の夜来てくださった､佐竹鉄砲隊が城の乱太郎の元まで鉄砲玉を届けてくださった





平太夫と三治郎に鎖をとってもらった六年生達は心配しながら城を見ていた




伊作「.........」


留三郎「心配なのか？」




伊作「うん...大丈夫かな...」


『後輩を信じてあげよ？ね？』

留三郎「そうだぞ｡きっと乱太郎なら大丈夫だ」



伊作「ありがと...」



伊作は少し安心したような顔になった


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一方城の中では､鉄砲玉を大量に持った乱太郎と､あの変な格好の稗田八方斎が睨みあっていた





八方斎「ﾊｧｯｰﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ!...見たか！今のわしは体が重いから倒れないんだ！」




鉄砲玉の入った箱を抱えて､乱太郎はニヤリと笑った



乱太郎「だから､この作戦を思い付いたんだよ！」


乱太郎「えいっ！」



ｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛｺﾛ...




乱太郎が投げた鉄砲玉は八方斎の足元で止まった




八方斎「え？あれ？」


ドクタケ忍者「八方斎様！動いちゃダメー！」



八方斎「あ､つるりん！」



鉄砲玉で滑った八方斎は空中で逆さになり､頭から地面に突っ込んでいく




八方斎「全員退避ーーーーーｯ！」





八方斎の頭が地面にぶつかり､まさかの地面が割れて城が崩れていった




ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ









『城が崩れた！』



文次郎「皆行くぞ！」


「「「「『おーｯ！』」」」」

小平太「救出どんどーん！」





上級生で崩れていく城に､救出へと走った





乱太郎も無事！ドクタケ忍者も無事だった









後日...


学園長室にて､乱太郎が学園長の似顔絵をまた描いていた




乱太郎「学園長！これでどうですか？！」



乱太郎は凄く美化...かっこよく学園長を描けていた



学園長「いい！凄く格好いい！(泣)」





学園長は涙を流しながら喜んでいたとか




まぁ､めでたしめでたし！

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