屋根上 ページ9
屋根で一人すすり泣いているA。
あんな怖い顔、冷たい目が思い出す度に苦しくなる。
｢･･････君じゃないか。どうしたんだ？｣
『････････････』
｢･･････昨日はすまなかったな｣
『････････くる』
｢ん？｣
『死んでくる』
｢は？･･･な、何を言い出すんだ君は！！｣
鶴さんはその場から逃げ出そうとする俺の腕を掴む。
『なんで昨日逃げたくせに俺に突っかかってくるんだよ』
｢いやいやいや君に死んで欲しくないからだ･･･あと話がしたい｣
『･･････やだ』
｢何故だい？｣
『怖い、以上』
目でそう怖いと呼びかける。
鶴さんは驚いたような目をしていた。
『･･･肩もみとマッサージの何処が悪い！！俺は善意でやろうと思っただけだ！なんで嫌がるんだ！誰だって肩もみとマッサージはやられて嬉しいもんだろ！！』
｢･･････ん？｣
『日頃、俺が行くべきなのに出陣も演練も！遠征も！！全部任せっきりだからマッサージしてあげようと思ったのに！！！何が悪いんだよ！！俺が奉仕して何が悪い！夜にマッサージして何が悪い！！』
｢･･････主？｣
『･･･んだよ』
｢･･････はははっ･･･いや、うん。君はそれらをそう理解しているのか･･･うん･･･｣
主、もう一度君の理解している奉仕と夜伽を説明してくれるかい？と優しく言われる。
『･･･奉仕は肩もみとか･･･で、えと、よとぎは･･･夜に肩もみを含むマッサージをするって言う意味』
｢･･････ふふ、アハハハハハッ！本当に面白いな君は！！っく･･･www｣
『おい、何笑ってるんだ･･･』
｢いやっwwこんなに驚かされるなんっ･･･くくくっ苦しい･･･ww｣
鶴さんは腹を抱えて笑いだした。
意味がわからない。
俺、何かしたか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のろすけ | 作成日時：2019年7月26日 22時
